アコムから少しでも多く過払い金を取り戻す方法

アコムは、「はじめてのアコム」というCMでおなじみの貸金業者です。

利用したことがある方も多いのではないでしょうか。

2007年より前からアコムと取引があり、借入・返済をしていた場合は、過払い金が発生している可能性があります。

出資法という法律で決められている高い金利を適用しており、この払い過ぎていた金利分を過払い金といいます。

過払い金が発生している人は、貸金業者に対して返還請求する権利があります。

しかし、アコムは相手によって過払い金請求の対応が異なるなど注意が必要です。

アコムの過払い金請求は一度しかできないので慎重におこなう必要があります。

そのため、過払い金請求は一度のチャンスで成功させなければいけません。

失敗しないためには、アコムの過払い金請求のメリットやデメリットをしっかり理解しておきましょう。

過払い金請求には時効がありますので、早めに請求手続きをおこなうことも大切です。

アコムの過払い金条件を確認

アコムから借金をしていた人、現在も借金をしている人のなかには、過払い金が発生している可能性のある人がいます。

ただし、すべての人に過払い金が発生しているわけではありません。

過払い金が発生している条件は「2007年6月18日以前に借入をしたことがある人」と「キャッシング枠を利用したことがある人」の2つです。

この2つに該当する人は、過払い金が発生している可能性があります。

2007年6月18日までの借入

2007年6月18日まで、アコムからの借入に対する適用金利は27.375%でした。

しかし、法律の改正により、貸金業者が適用する金利の上限は20%となりました。

その結果、アコムは2007年6月18日以降の新規貸出金利を引き下げます。

また、金利引き下げ前から借りていた人の金利も同様に引き下げがおこなわれました。

金利引き下げ以降もアコム側が社内で随時金利の引き下げを自主的におこなっていたため、実際に取引履歴を取り寄せてみると2007年以降も高い金利のまま払い続けていた方も多くいることも事実です。

その場合、引き下げ前の27.375%と引き下げ後の20%の差である7.375%分について過払い金請求が可能です。

キャッシング枠の利用

アコムの過払い金は、キャッシング枠の利用でのみ発生します。

ショッピング枠は商品の代金を立て替えるための立替金扱いのため、過払い金が発生する対象にはなりません。

そのため、過払い金請求の対象となるのはキャッシング枠のみで、ショッピング枠は対象外となります。

アコムの過払い金が発生しているか確認する方法

アコムから借入をしたことがある人は、自分が支払った利息に関して過払い金が発生しているか確認することが大切です。

過払い金の有無を判断するには、2007年6月18日以前に借りたことがあるかどうかが重要なポイントになります。

取引履歴を見ることによって、自分でも過払い金を確認することは可能です。

しかし、正確性を求めるのであれば、司法書士や弁護士などの専門家に依頼したほうがより確実です。

借入時期やキャッシング枠の利用の有無などがわからない場合は、当事務所にご相談ください。

アコムに対して早急に取引履歴の開示請求をおこないます。

アコムに過払い金請求できない

過払い金が発生していても、必ずアコムに対して過払い金請求ができるというわけではありません。

請求できないケースがあることを知っておくことも重要です。

過払い金請求できないケースは3つあります。

1つ目はアコムが倒産した場合、2つ目は最後に取引した日から10年が経過した場合、3つ目は過払い金の請求権を放棄した場合です。

それぞれについて解説します。

過払い金請求先であるアコムが倒産

アコムが倒産した場合は、請求する相手が存在しなくなってしまいます。

そのため、過払い金請求はできません。

しかし、アコムは日本でもトップクラスの規模を誇る三菱UFJフィナンシャル・グループに属する貸金業者なので、倒産するリスクは低いといえるでしょう。

ただし、「武富士」が過払い金請求の影響で倒産したように、アコムも絶対に倒産しないとは限りません。

また、経営が悪化すると会社の資金が乏しくなり、返還される金額も少なくなる可能性があります。

経営が悪化する前に、できるだけ早く過払い金請求の手続きを進めることが大切です。

アコムと最後に取引した日から10年経過

過払い金が発生していたとしても、時効が成立すると過払い金請求はできません。

そのため、過払い金請求の時効を知っておくことが必要です。

時効は、最後の取引から10年が経過すると成立します。

借入が一度きりで返済時期も明確な場合、時効の判断はそれほどむずかしくありません。

しかし、借入と返済を繰り返しているような場合は、時効の判断はむずかしくなります。

判断に迷う場合は、専門家に相談するのが確実です。

アコムに過払い金を請求する権利を放棄

アコムとの交渉において利息の減額などに合意した人もいるかもしれません。

合意した際に書類を交わしたかどうか、電話で利息を下げると言われただけかどうかが重要です。

書面を交わした場合には、書類中の清算条項に「債権債務なし」という文言があるかどうかを確認する必要があります。

書類が手元に残っていない方も多いでしょう。

アコムは合意書を結んでいる場合写しを送ってくれるので司法書士・弁護士に依頼をすれば写しも取得可能です。

また、合意書に文言があったからと言って一円も過払い金が取り戻せないかどうかは過払い金がその時点で発生していたかどうかも関係してきます。

すでに合意書を取り交わした時点で過払い金が発生していれば交渉の余地があるのです。

解決金の名目で減額されても実際にお金が戻ってくることはあります。

発生していた過払い金を引いて利率を下げるという和解をしていた時には、そこで過払い金は清算されているので、下げてもらった利率が法定利息内かどうかが過払い金請求できるかのポイントになってきます。

アコムと和解をした記憶があっても、過払い金請求できる可能性がありますので、諦めず司法書士や弁護士に相談しましょう。

司法書士や弁護士に依頼する

アコムは経営が安定しているため倒産リスクは高くありません。

そのため、過払い金請求ができなくなるリスクとして、倒産についてはそれほど心配する必要はないでしょう。

しかし、時効や権利放棄によって請求できなくなるリスクはあります。

最後に取引した日から何年経過しているのかわからない場合や、利息をなくしてもらった経験はあるものの自分に過払い金請求の権利があるのかわからない場合もあるでしょう。

そういった場合は、司法書士や弁護士に相談することをおすすめします。

また、アコムは、過払い金請求をおこなう相手によって対応を変えてくるといわれています。

司法書士や弁護士などの専門家が対応するか自分で対応するかによって、返還率や返還期間が変わるのが実態です。

メリット デメリット

・過払い金請求の面倒な手続きをプロが代わりにやってくれる


・自分でやるより過払い金額が多く戻ってくる可能性が高い


・家族や職場にバレない


・依頼した当日から督促がストップする


費用がかかる


悪徳弁護士や司法書士に依頼してしまうリスクがある

司法書士や弁護士に依頼するメリット

自分でやるより過払い金額が多く戻ってくる可能性が高い

アコムは過払い金請求交渉に慣れているため、個人の力だけで対応するとアコム側が有利に交渉を進める可能性があります。

自分で対応すると、和解で50%、裁判でも70%程度の返還率となるケースが多いです。

一方、司法書士や弁護士などの専門家に依頼すると、交渉力があるため返還率が高くなり、返還期間も短縮できるメリットがあります。

一度しかできないアコムへの過払い金請求を納得できる結果にするためには、専門家に協力を依頼するのが得策といえるでしょう。

家族や職場にバレない

アコムへの過払い金請求を、自分でおこなうと、アコムや裁判所からの連絡が電話や郵便物として自宅に届いてしまいます。

その場合、家族と一緒に暮らしていると、家族の誰かがアコムや裁判所から電話を取ってしまったり、郵便物を見てしまう可能性があります。

そうすると、家族に過払い金の請求をしていることや借金があったことがバレてしまうのです。

専門家に依頼すると、専門家の事務所がアコムや裁判所からの電話や郵便物の窓口になってくれますので、自宅に電話や郵便物が直接届くことはありません。

依頼した当日から督促がストップする

司法書士や弁護士などの専門家に依頼すると、アコム宛てに”過払い金返還請求手続きを受任しました”という文書を送付します。

この文書は「受任通知」といい、これを送付すると借金を返済中の場合、アコムへの返済とアコムからの催促を止めることができます。

個人で過払い金請求する場合は、返済や催促を止めることはできません。

司法書士や弁護士に依頼するデメリット

費用がかかる

過払い金を専門家に依頼すると費用がかかってしまいます。

引き受けると発生する着手金や事務手続きにかかる基本報酬や成果に対して支払う成功報酬などがあります。

みどり法務事務所では、着手金や基本報酬は無料になっていますし、ご相談でしたら何度でも無料です。

アコムの過払い金があるかなと思ったら、一度みどり法務事務所にご連絡ください。

悪徳弁護士や司法書士に依頼してしまうリスクがある

司法書士や弁護士の中には、残念ながら、悪党な人もいます。

過払い金を放置したり、後回しにする事務所もあります。

ひどいものでは過払い金を着服する事務所があったり、手間がかかるという理由で、過払い金請求の裁判をせずに和解してしまう事務所もあります。

このような事務所には注意しましょう。

司法書士や弁護士事務所とトラブルにならないように、こちらの記事もしっかり読んでおきましょう。
過払い金請求でトラブルになりたくない、トラブル対処法も紹介

アコムの返還率と返還期間

過払い金請求をおこなう場合、貸金業者と直接話し合って和解する方法(任意交渉)と裁判によって解決する方法の2種類があります。

どちらの方法を選ぶかによって、取り戻せる過払い金の額や返還されるまでの期間が変わってきます。

そのため、方法の選択は慎重におこなうことが必要です。

選択するにあたっては、それぞれの返還率や返還期間の目安を知っておくのがよいでしょう。

返還率とは発生している過払い金の満額から任意交渉によって返還されるお金の割合、返還期間とは過払い金が戻ってくるまでに要する期間のことです。

過払い金請求に対するアコムの特徴

アコムは、プロミスについで2位の営業貸付残高があり、消費者金融でトップレベルの会社です。

アコムの過払い金請求件数は、依然高い状態にありますが、アコムの経営は安定しているため、他の貸金業者と比べて、過払い金交渉をスムーズにおこなえます。

話し合いによる交渉では満額返還に応じない傾向にありますが、裁判後の交渉では比較的容易に満額返還が可能です。

アコムが過払い金を支払う時期は、和解成立後から平均すると3ヶ月程度です。

過払い金の返還率は平均80%以上、裁判まですれば発生していた過払い金の100%以上が回収ができる見込みです。

話し合いで和解した場合(任意交渉)の目安

返還までの期間

2ヶ月

返還率

~100%

返還率の目安は最大100%まで、返還期間は最低2カ月程度です。

裁判をして解決した場合の目安

返還までの期間

4ヶ月~

返還率

~100%+利息

目安となる返還率は最大100%と過払い金に対する利息分も請求でき、返還期間の目安は最低4カ月程度です。

アコムの過払い金は利息付きで取り戻すことができる

アコムへ過払い金請求をおこなうと、利息つきで過払い金を取り戻せる場合があります。

しかし、任意交渉による方法では利息つきでの返還はむずかしく、裁判による方法であれば利息つきで返還してもらう可能性は高くなります。

過払い金請求の裁判は個人で対応するのはむずかしい面があるため、司法書士や弁護士などの専門家の力を借りたほうがよいでしょう。

過払い金の額が大きいと利息の額も大きくなってきますので、この記事を読み、利息についても理解しておきましょう。
過払い金を多く取り戻せる!利息付きで過払い金を取り戻す方法

アコムの借入状況によるデメリットとメリット

借金完済後の請求か返済中の請求かによって、過払い金請求のデメリットとメリットは異なります。

アコムへ過払い金請求をおこなうにあたっては、それぞれのケースにおけるデメリットとメリットを確認してから請求するのがよいでしょう。

アコムの借入を完済している場合のデメリットとメリット

メリット デメリット

過払い金が手元にも戻ってくる

アコムカードやACマスターカードが解約になる


・アコムから新たな借入ができなくなる

デメリット

アコムの借入をすでに完済している状態で過払い金請求をおこなうデメリットは、アコムカードやACマスターカード(アコムマスターカード)が自動的に解約となることです。

また、アコムから新たな借入ができなくなることもデメリットといえます。

ただし、アコム以外の貸金業者であれば借入は可能です。

また、アコム関連のクレジットカードのキャッシング枠を完済していたとしても、ショッピング枠の残高がある場合は返済中の扱いとなり、過払い金からショッピングの残金が相殺され、相殺後の金額が請求金額になります。

メリット

アコムの借入を完済したあとに過払い金請求をおこなうメリットは、過払い金の返還を受けてキャッシュ(現金)を手にできることです。

そのお金は自由に使うことができますので、アコム以外から借入をしている場合は返済に回すことも可能です。

アコムの借入を返済している場合のデメリットとメリット

メリット デメリット

過払い金を借入の返済に回せる

アコムカードやACマスターカードが解約になる


・アコムから新たな借入ができなくなる


ブラックリストにのる可能性がある

デメリット

アコムからの借入を返済している途中で過払い金請求をおこなうデメリットとしては、完済している場合と同様に、アコムカードやACマスターカードが自動解約になることがあげられます。

返済途中の過払い金請求の場合には、まず先に過払い金がいくら発生しているかを調査します。

返済途中の過払い金は、借入の返済に充てることになっています。

発生している過払い金を借入返済に充てた結果、借金のすべてを返済することができれば大きな問題は生じません。

また、過払い金が残っている借金よりおおい場合には残っている借金と相殺したうえで余分に発生している過払い金を請求するということになるのです。

しかし、過払い金がいくら発生しているか調査をして、借金の残金より過払い金のほうが少額の場合には、過払い金と相殺する手続きを選択すると任意整理という手続きの扱いになります。

任意整理とは貸金業者と直接交渉をして、将来利息をゼロにしてもらい、残っている借金を3年~5年で分割払いをしていくという手続きです。

借入をしている人にメリットがある一方、制限もかかります。

具体的には、任意整理扱いになると、ブラックリストにのってしまいます。

ブラックリストに登録されると、約5年間はアコムだけでなくすべての貸金業者からの借入ができなくなります。

新たなクレジットカード作成が難しくなり、現在他に使用しているカードも更新などのタイミングで解約・停止になります。

そして、住宅ローン審査などに通らなくなる点もデメリットです。

アコムカードやACマスターカードのショッピング枠に残高がある場合、返還される過払い金からショッピング枠の残高分を差し引くことになります。

その結果、完済できれば問題ありませんが、完済できない場合はブラックリストにのってしまいます。

ブラックリストに載ることを避けるためには、弁護士や司法書士の無料相談・無料調査を利用して、まずはアコムの過払い金がいくら発生しているのかを確認するという方法があります。

ブラックリストに載ってしまうと大きなデメリットがありますので、この記事もしっかり読んでおきましょう。
ここだけの過払い金請求でブラックリストにのらないコツ

メリット

借入を返済中に過払い金請求をおこなうメリットは、返還される過払い金を借入返済に充てて借入残高を減らせることです。

発生している過払い金の金額が借入残高よりもおおきければ、過払い金で残りの借金を完済できます。

過払い金が多ければ多いほど、自由に使える資金として手元に残ることもメリットのひとつです。

借入を減額させた方が良い場合

発生している過払い金で借入残高を完済できない場合は、任意整理扱いとなりブラックリストにのることになります。

ブラックリストにのると新たな借入ができないなどのデメリットが生じますが、それでも過払い金請求したほうがよい場合もあることを知っておきましょう。

発生している過払い金の金額が借入残高よりも少なかったとしても、発生している過払い金の金額分は確実に借金を減らせる点がメリットです。

借金を減らさず、逆に追加借入によって増やしてしまえば、月々の返済は苦しくなり、やがて返済できない事態に陥る可能性も否定できません。

特に、借入を繰り返している人は、任意整理扱いになったとしても借金を減らすために過払い金の金額を調査してみることをおすすめします。

また、任意整理の手続きをするということは、利息もゼロにしてもらうことができ、借金の残金も過払い金で相殺した分へるため、月の返済額も減額されることになり、生活がらくになります。

ブラックリストにのったとしても、追加借入をせずに現金だけで生活する習慣が身につくこともメリットといえるでしょう。

クレジットカードとローンへの影響

バンクイック

アコムへ過払い金請求をおこなう場合は、クレジットカードとローンに与える影響も把握しておくことが大切です。

アコムは、三菱UFJ銀行のカードローンである「バンクイック」の保証会社になっています。

アコムの保証会社としての役割は、バンクイックの借入に延滞が発生した場合にアコムが借主に代わって返済をおこなうことです。

借主に代わって保証会社が返済することを代位弁済といいます。

完済したアコムの借入について過払い金請求をおこなっても、返済中のバンクイックの借入に影響はありません。

ただし、返済中の過払い金請求で完済できずに任意整理扱いになった場合は影響が生じます。

ブラックリストにのってしまうので、バンクイックからの新たな借入ができなくなる恐れがあります。

また、バンクイックへの返済を延滞した結果、アコムから過払い金が返ってくる約定日までにアコムが代位弁済をした場合、アコムの過払い金で清算されることになり、そのままお金が戻ってくるということがなくなりますので注意しましょう。

三菱UFJニコス

アコムに過払い金請求をしても、三菱UFJニコスは影響を受けません。

ただし、アコムの過払い金請求が任意整理扱いとなるとブラックリストにのってしまいます。

その結果、三菱UFJニコスのクレジットカードは使えなくなる可能性があります。

モビット

モビットは、三菱UFJ銀行系と三井住友銀行グループが合弁出資によって設立した消費者金融会社です。

2013年に三井住友銀行グループがカードローン事業を引き継いだあと別会社となりました。

そのため、アコムに対する過払い金請求については、直接の影響はありません。

ただし、アコムに対して任意整理扱いとなる過払い金請求をおこなった場合は、ブラックリストにのるため影響が生じます。

具体的には、モビットのカードは使えなくなる可能性があります。

キャッシュワン

消費者金融事業をおこなうキャッシュワンは、2009年にアコムに吸収合併されました。

2012年には「じぶん銀行」に事業譲渡され、「じぶんローン」という名称に変わっています。

アコムの借入を完済していても、キャッシュワンの返済が残っている場合は注意が必要です。

アコムから返還される過払い金がキャッシュワンの借入残高よりも少なければ任意整理となり、ブラックリストにのることは避けられません。

アコムは、じぶんローンの保証会社でもあるのです。

そのため、じぶんローンで返済の延滞が発生すると、アコムが代位弁済をおこなう仕組みになっています。

アコムの代位弁済がおこなわれると、アコムの過払い金請求に影響を与える可能性があるため、じぶんローンの滞納や延滞にはくれぐれも注意してください。

住宅ローンに与える影響

アコムの過払い金請求が返済中の住宅ローンに与える影響

アコムへの過払い金請求を検討している人のなかには、返済中の住宅ローンを抱えている人もいるでしょう。

結論としては、任意整理にならなければ住宅ローンには影響ありません。

アコムの過払い金請求が新たに組む住宅ローンに与える影響

任意整理となる場合を除いて、住宅ローンを新たに組む場合でも、過払い金請求によって審査が不利になることはありません。

住宅ローンの審査は、ローンを組む人の申込時の年齢や完済時の年齢、年収、年収に対する返済負担率、ほかの貸金業者からの借入状況、借主の健康状態などの属性によっておこなわれます。

返済負担率とは、年収に占める年間返済額の割合のことです。

過払い金請求自体が審査で問題になることはありませんが、任意整理扱いとなった場合は別です。

過払い金請求によって借入の完済ができない場合はブラックリストにのるため、新たな住宅ローンの審査には通らなくなります。

請求後に再度アコムと契約したい

アコムに対して過払い金請求をおこなったあとに、またアコムとの契約を結びたいというケースもあるでしょう。

まず、クレジットカードであるアコムカードやACマスターカードを作成する場合の審査は、アコム利用時の返済状況に左右される可能性があります。

ただし、優良顧客と評価されていた場合は、再契約できる可能性があるでしょう。

それでも、影響は皆無というわけにはいきませんので、新たな借入をしたい場合は、アコム以外の貸金業者を利用するのが確実だといえます。

過払い金請求の手続き

  • STEP 01 取引履歴を取り寄せる

  • STEP 02 過払い金の引き直し計算

  • STEP 03 アコムへ過払い金返還請求書を送付

  • STEP 04 アコムとの任意交渉

  • STEP 05 過払い金請求の裁判をする(必要な場合)

  • STEP 06 アコムから過払い金が振り込まれる

STEP 01 取引履歴を取り寄せる

アコムに対して過払い金請求をおこなう場合は、手続きの流れと返還されるまでの期間についても事前に確認しておく必要があります。

アコムに過払い金請求をする場合、まず取引履歴を取り寄せることから始めます。

取引履歴を請求する場合、アコムの担当者から、本人確認されます。

カードを持っている場合、氏名・カード番号を伝えれば事足りますが、完済して既にカードを持っていないような場合には、氏名、生年月日、住所などで本人照合をされます。

本人確認が終わると顧客情報を確認します。

10年以内であれば顧客情報は残っていますので、希望の受取り方法を選べます。

取引履歴の開示請求は、窓口・電話・郵送のどれかでおこないます。

窓口で受け取る場合は2時間程度済みますが、郵送の場合は2週間~1カ月程度かかります。

なお、開示請求書はアコムの公式サイトからダウンロードできます。

司法書士や弁護士に依頼している場合は、専門家が開示請求をしてくれるので安心です。

STEP 02 過払い金の引き直し計算

取引履歴を入手したら、つぎは過払い金の引き直し計算をします。

利息制限法に基づいて利息の再計算することで、過払い金がいくらあるのかわかります。

ネット上で公開されているエクセルを利用した過払い金計算ツールを使って、自分で計算することもできます。

取引履歴を見ながら、「取引日」「貸付」「入金」に入力することで、自動的に過払い金が算出されます。

自分で計算する場合は入力ミスしないように、注意ください。

主要な、引き直し計算ソフトを3つご紹介します。

TDONの計算ソフト

TDONの計算ソフトページ

法律事務所向けのソフトウエア開発をおこなっているTDONのソフトです。

2018年5月現在、ダウンロード版の価格は3000円となっている有料ソフトですが、7日間の試用期間の間は無料で使用できます。

名古屋消費者信用問題研究会の計算ソフト

名古屋消費者信用問題研究会の計算ソフトページ

名古屋消費者信用問題研究会は、消費者問題に関連する被害予防や被害回復、消費者の権利保護・実現を目的として愛知県内の弁護士を中心に結成された研究会です。

愛知県内の弁護士を中心に結成された研究会が、無料公開している利息計算ソフトです。

エクセルのテンプレートを使っているため、パソコンにエクセルがインストールされている必要がありますが、ソフトウエア自体は無料で使用できるため人気のあるソフトです。

アドリテム司法書士法人の計算ソフト

アドリテム司法書士法人の計算ソフトページ

新潟県にある司法書士法人が、無料公開している引き直し計算ソフトです。

これもエクセルのテンプレートを使っているため、パソコンにエクセルがインストールされている必要がありますが、フリーソフトなので無料で使うことが可能です。

「過払い金の引き直し計算は、自分でできる」記事の2章「自分で過払い金の計算は可能」引用

STEP 03 アコムへ過払い金返還請求書を送付

引き直し計算で過払い金の額が確定したら、アコムに過払い金返還請求書を送付しましょう。

過払い金返還請求書には決まった書式はありません。

多少料金がかかりますが、内容証明郵便で配達証明を付けて送ることで、後で受け取ってないと言われずに安心です。

アコムの過払い金返還請求書の主な項目

  1. 日付
  2. 請求する貸金業者の名前(アコム株式会社(ACOM CO., LTD.))
  3. アコムの代表者名
  4. 自分の名前と連絡先
  5. 過払い金の振込先口座名と口座番号
  6. アコムとの契約番号や会員番号
  7. 過払い金の額

STEP 04 アコムとの任意交渉

アコムに過払い金返還請求書を送れば、そこで終了というわけではありません。

返還請求書を受け取ったアコムは、和解案を提示してきます。

消費者金融としては、できる限り返還の期日を先延ばしにしたいという思惑があります。

早く過払い金を返してほしい場合は80%、期日を遅らせる条件なら90%で、といった目標を決めて、交渉を進めていきます。

和解にかかる期間は2カ月以上が目安です。

和解に応じれば、1~2カ月ほどで過払い金の返還を受けられます。

STEP 05 過払い金請求の裁判をする(必要な場合)

ただし、過払い金の全額回収を目指すのであれば、過払い金請求の裁判に進む可能性があります。

裁判にかかる期間は4カ月以上を目安にしてください。

アコムの過払い金請求を数多く経験している司法書士や弁護士であれば、依頼者の要望を考慮した裁判を提案してくれるでしょう。

司法書士や弁護士に依頼している場合は、裁判になっても手続きはすべてお任せできる点もメリットです。

過払い金の早い回収を重視するのか、過払い金の額を重視するのか、司法書士や弁護士と相談して決めていくのが得策といえます。

過払い金請求の裁判をする場合は、こちらの記事もしっかり読んでおきましょう。
裁判で過払い金を多く取り戻せる!裁判する時に損しないための重要ポイント

過払い金請求裁判で必要な5つの書類

  1. 取引履歴書
  2. 引き直し計算書
  3. 証拠説明書
  4. 訴状
  5. 貸金業者の代表者事項証明書

※裁判になった場合は、取引履歴書、引き直し計算書、証拠説明書、訴状、貸金業者がそれぞれ3通(裁判所用の正本、被告用の副本、原告用の控え用として)、代表者事項証明書が1通必要になります。

「裁判で過払い金を多く取り戻せる!裁判する時に損しないための重要ポイント」記事の2章「過払い金請求の裁判の流れ」引用

裁判の争点になりやすいポイント

  1. 取引の一連と分断の主張
  2. アコムへの完済と借り入れが、複数回ある場合に、その取引が一連なのか分断なのかを争います。

    借り入れと借り入れに空白期間が長くあるケースに「取引の分断」の主張をされることが多いと言えるでしょう。

  3. 和解無効
  4. アコムと本人との直接示談により減額してもらったことがあり、それが書面で残っていると和解無効を主張されます。

STEP 06 アコムから過払い金が振り込まれる)

過払い金の返還金額が決定すると、過払い金が指定した口座へ振り込まれます。

司法書士等の専門家に依頼した場合、成功報酬や手数料、実費を引かれてから、専門家から口座に振り込まれる形です。

過払い金請求を自分でやる場合のメリット・デメリット

アコムへの過払い金請求を自分でする場合のメリット・デメリットについて説明します。

過払い金請求を自分でおこなうのか専門家に依頼するのか、よく考えるようにしてください。

メリット デメリット

専門家に払う報酬が必要ない

時間と手間がかかる


返還される過払い金が減る


返済と催促が止まらない

家族に借金がバレる可能性

デメリット

時間と手間がかかる

アコムの過払い金請求を自分でおこなうと、専門家に依頼するより、過払い金を取り戻すまでの期間が平均的に長くなる傾向があります。

そして、必要な書類の用意など準備に時間がとられて、過払い金の返還率の交渉の交渉までの時間も伸びてきてしまいます。

トータルで考えると、専門家に依頼するのと自分でおこなうのとは、過払い金を取り戻すまでの時間が大きく変わることになります。

返還される過払い金が減る

アコムに限りらず貸金業者は、こちらが過払い金請求の知識がないとわかると、過払い金の低い返還率で和解しようとしてきます。

アコムは、特に多くの過払い金請求に対応しているため、過払い金の交渉にも慣れているので、強気に交渉してきます。

過払い金交渉に慣れていないと圧倒されて、低い過払い金の額で和解してしまうことが多いです。

返済と催促が止まらない

借金を返済中に過払い金請求をする時に、司法書士や弁護士に依頼することで受任通知を送り、借金返済の督促を止めることができます。

しかし、個人ではこのように返済と催促を止めることはできません。

家族に借金がバレる可能性

過払い金請求を自分でおこなう場合でも、一人暮らしであれば、たとえ過払い金の書類や連絡が自宅にきても、家族にバレる心配は少ないです。

家族と一緒に住んでいる場合、過払い金に関する郵送物や連絡が自宅にくることで、借金をしていたことや過払い金請求している事実がバレてしまう可能性は高くなります。

メリット

専門家に払う費用を節約できる

過払い金請求を自分でおこなうことの最大のメリットは、司法書士や弁護士に支払う報酬がかからないことでしょう。

しかし、費用がかからないからといって、安易に自分で過払い金請求しようとするのは、おすすめできません。

費用がかかっても、過払い金を多く取り戻せると、トータルでは、専門家に依頼したほうが多く現金が手元に戻ってくる場合もあります。

専門家に相談すると即契約というわけではないので、一度専門家に相談してみるのをおすすめします。

自分でやる場合の方法と注意すべき点

自分でやる場合の方法

  • STEP 01 取引履歴を取り寄せる

  • STEP 02 過払い金の引き直し計算

  • STEP 03 アコムへ過払い金返還請求書を送付

  • STEP 04 アコムとの任意交渉

アコムに自分で過払い金請求する場合も、専門家に依頼する場合も、過払い金請求する手順は変わりません。

取引履歴の請求や過払い金計算、書類の準備等に時間がかかってしまいます。

アコムは、過払い金請求の交渉を多く経験しているので、自分で過払い金請求するとアコム側が有利になってしまいます。

和解交渉をして納得できない場合は、裁判をすることもできますが、裁判する場合専門家に依頼することをつよくおすすめします。

なぜならば、裁判ですと、過払い金の知識だけではなく、法律の知識も必要になってきます。

そうなると、専門家でないと対応するのは難しいのです。

過払い金請求を自分でやりたいという方は、この記事にポイントが書いてありますので、ぜひお読みください。
意外と知らない、過払い金請求を自分でする時のポイント

自分でやる場合の注意すべき点

アコムに対する過払い金請求手続きをすべて自分でおこなうことも不可能ではありません。

ただし、いくつか注意点があります。

取引履歴の入手にあたっては、自分で開示請求をおこなうことが必要です。

さらに、送られてきた取引履歴を読み取って引き直し計算を自分でおこなうことになります。

計算するにあたっては、ネットで公開されている計算ソフトを利用すると効率的に作業できるでしょう。

過払い金の額が確定できたら、アコムに過払い金返還請求書を送付して和解案の提示を待ちます。

提示された和解案に合意できる場合は返還手続きに入り、合意できなければ裁判をすることになります。

これらの手続きをすべて自分でおこなうことには大きな注意点があります。

それは、取引履歴の開示請求の際に、アコムから理由を聞かれたときに「過払い金請求のため」と答えずに、「取引履歴が知りたい」と答えましょう。

「過払い金請求のため」と答えてはいけない理由をお伝えします。

取引履歴を請求するときの注意点

  1. アコム側に有利にならないように注意
  2. ゼロ和解
  3. 非債弁済

アコム側に有利にならないように注意

過払い金返還請求書を郵送後、アコム側から連絡が来て和解案が提示されるので、その後和解交渉に入ります。

ここでアコムが提示した和解案に合意したら、合意の金額で過払い金の返還される流れになります。

自分でおこなう場合、過払い金の返還額に応じた専門家に支払う報酬が発生しないのがメリットです。

最大のデメリットは、アコムが専門家ではない個人が相手だと低額で和解しようとしてくることです。

専門家に和解交渉をまかせると、アコムの要求に飲み込まれずに、こちらの希望を強く主張できます。

自分で交渉すると、アコムが有利な提示を知らずに、受け入れてしまう可能性がありますので注意してください。

ゼロ和解

特に注意すべきなのが「ゼロ和解」です。

ゼロ和解とは、借入残高がゼロになるだけという和解案のことで、一見よさそうにみえますが、実際は違います。

アコムがゼロ和解を提案してくるときは、借入残高よりも過払い金が多いケースがほとんどだからです。

さらに、ゼロ和解では過払い金の請求権を放棄するように求められる場合があります。

借金を差し引いて残った過払い金が返還されないことになりますので注意しましょう。

損をしないで過払い金請求を成功させたい人は、司法書士や弁護士の力を借りて請求手続きをおこなうことをおすすめします。

非弁済

セロ和解以外にも、非債弁済の主張というものもあるのです。

このように取引履歴の開示の際の不用意な言葉によってデメリットを受けてしまうので、気をつけてアコム側と話すようにしましょう。

非弁済

非債弁済とは、債務がないのに弁済すること意味しています。

そして、この場合の非債弁済の主張というのは、取引履歴を取り寄せて引き直し計算をして、借金が0になると知ったのに返済を続けたので、過払い金を返還する必要がないということです。

このことは、民法第705条に記載があります。

この主張が認められると、過払い金の返還金額が少なくなったり、過払い金をいっさい戻せなくなることもあります。

過払い金請求を自分ですると、貸金業者は、徹底して、自らの負担を減らすように行動してきますので、貸金業者のペースにならないように注意しましょう。

「借金返済中の過払い金請求でもブラックリストにのらずにできる手続き」記事の4章―2「非債弁済」を引用

アコムの会社概要

アコムの正式な商号は、アコム株式会社(ACOM CO., LTD.)です。

主にローン事業、クレジットカード事業、信用保証事業をおこなっている会社です。

全体で1,900名の従業員が働いています。

24時間現金取引が可能なATMを設置し、さらにカードローンのリボ払いサービスを開始するなどで消費者金融事業を拡大します。

1人と対面することなく金銭の借り入れができる「むじんくん」を導入し、テレビCMで話題となりました。

2008年には三菱UFJフィナンシャルグループの子会社となり、キャッシュワンの事業も引き継ぎをおこないました。

アコムグループの連結子会社としては、信用保証事業をおこなっているエム・ユー信用保証株式会社、海外金融事業をおこなっているEASY BUY Public Company Limited、PT. Bank Nusantara Parahyangan, Tbk.、債券管理回収事業としてアイ・アール債権回収株式会社があります。

顧客のニーズに合わせてパソコンやスマホによるWebサービスを拡充し、営業債権残高、口座数ともに増え続けています。

アコムの窓口や電話番号

要件 電話番号 備考
アコム窓口 0120-07-1000 アコムの全般的な窓口
取引履歴 0120-07-1000 郵送または店舗での直接受け取り
請求書の送付先 03-3222-2666 東京公的応対センター

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