失敗しないニコス(三菱UFJニコス)の過払い金請求方法

「ニコス」とは、一般的に「三菱UFJニコス」のことを指します。

三菱UFJニコスは、日本信販、DCカード、マイベストなど複数のクレジット会社やブランドが合併してできた国内最大規模のクレジットカード会社です。

ニコスから借入をしたことがある場合や、現在も返済を続けている場合は、過払い金が発生している可能性があります。

過払い金は、法定利息より払いすぎた利息のことです。

2007年以前のニコスは、違法な金利で貸付をおこなっていたので、過払い金が発生します。

ただし過払い金には、時効がありますので、時効前に過払い金請求しないと過払い金が消滅してしまいます。

またニコスへの過払い金請求は1度しかできないため、失敗なく手続きをおこなうことが重要です。

過払い金請求には時効があるので、早めに行動が必要になります。

記事を読んで、ニコスの過払い金請求のメリット・デメリットや過払い金請求のリスクなどを理解しましょう。

そして、失敗せずにニコスの過払い金請求をおこないましょう。

ニコスの過払い金が発生している条件を確認

ニコスから借金をしていても、全員に過払い金が発生しているわけではありません。

過払い金が発生している人の条件は「2007年より前に借入をおこなっていた」ことです。

2007年より前の借入

法律が改正される2007年以前、ニコスの金利は29%以上でした。

法律改正後は、利息制限法により金利の上限は20%と定められています。

2007年以降の新たな借入は適正な金利でおこなわれていますが、2007年以前から引き続き借入をおこなっている人の中には、高い金利のままで返済を続けている場合があり、注意が必要です。

法律改正前、最高29.2%の金利であれば、罰則がありませんでした。

しかし、法律改正後には、現在の金利の上限である20%との差分を過払い金として請求ができるようになっています。

ニコスの過払い金が発生しているか確認する方法

ニコスを2007年以前に利用していた場合は、過払い金が発生している可能性があります。

過払い金が発生しているかどうかは自分でも調べることができますが、書類の作成やニコス側とのやりとりなどが複雑です。

専門知識の有無が交渉を大きく左右するため、司法書士や弁護士に依頼する方が確実です。

2007年以前にニコスを利用していたかどうか確証が取れないという場合も、心配する必要はありません。

時期が不明でも過払い金の発生を確認し、取り戻す方法があります。

時期が不明な場合は専門家に相談するとよいでしょう。

ニコスに過払い金請求ができないケースを確認

ニコスへの過払い金請求ができる時期には制限があります。

「ニコスが倒産」「最後に取引した日から10年経過」「過払い金を請求する権利を放棄」のいずれかに当てはまると、過払い金請求はできなくなってしまうのです。

過払い金請求は、債務者側からアクションを起こさなければならず、ニコス側から通知することはありません。

知らない間に請求できる時期を逃さないようにしっかり確認しておきましょう。

過払い金請求先であるニコスが倒産

ニコスが倒産した場合、過払い金は請求できなくなりますが、ニコスは国内最大規模を誇るクレジットカード会社で、親会社の「三菱UFJフィナンシャル・グループ」も経営が安定しており、倒産するリスクは低いといえます。

しかし、倒産に至らなくても経営が悪化すれば、過払い金請求で返ってくるお金が少なくなります。

過払い金請求は早めの手続きが重要なのです。

ニコスと最後に取引した日から10年経過

過払い金請求には時効があります。

完済している場合は「完済日から10年」、返済中の場合は「最後の取引から10年」です。

最後の取引日を確実に覚えている場合は別ですが、10年近く前の取引日を忘れている人も多くいます。

また、借入と完済を繰り返している場合は、いつを起算日にするかが分かりにくく、時効の判断がむずかしいです。

こうした場合も、専門家に相談するのが確実です。

ニコスに過払い金を請求する権利を放棄

返済が苦しくなり、ニコスと交渉して利息を削減してもらっている場合は、契約書を確認しましょう。

書類に「過払い金を請求する権利を放棄する」旨が記載してあれば、請求できない可能性があります。

もし契約書に権利を放棄する文言があったとしても、一円も過払い金が取り戻せないかどうかは過払い金が合意の時点で発生していたかどうかも関係してきます。

契約書を取り交わした時点で過払い金が発生していれば交渉の余地があるのです。

ニコスと交わした約束事を確実に覚えていない場合は、専門家に相談するとよいでしょう。

司法書士や弁護士などの専門家に依頼すると、ニコスから契約書を取り寄せることができます。

ニコスの過払い金請求を司法書士や弁護士に相談

ニコスは倒産するリスクが低いため、倒産によって過払い金請求ができなくなる可能性は低いといえます。

そのため、最も気にしなくてはならないのは10年間の時効です。

最後に取引していた日から10年が経過している場合は、過払い金請求ができない可能性があります。

自分の状況がわからない人は、曖昧な記憶で諦めてしまわずに司法書士や弁護士に相談してみましょう。

過払い金請求は、司法書士や弁護士に依頼するか、自分でおこなうかによって、取り戻せる金額や、かかる期間が変わります。

ニコスへの過払い金請求を専門家に依頼するメリット

専門家のメリット

  1. 過払い金請求する手間や労力が省ける
  2. 過払い金を多く回収できる
  3. 家族にバレない

過払い金請求する手間や労力が省ける

過払い金請求をおこなうには、書類の準備だったり、貸金業者との交渉だったりで労力がかかります。

本業をおこないながら、過払い金請求をおこなうのは、中々難しいと言えます。

また、過払い金請求の書類作成には慣れていないので、より時間がかかってしまうでしょう。

専門家に依頼することで、その労力と手間を省くことができます。

過払い金を多く回収できる

過払い金を返還することは、ニコスにとって積極的にはおこないたくないことです。

過去に、別の会社で多額の過払い金請求による倒産が起きていることからも分かるように、業者側にとっても大きなリスクだからです。

そのため、専門知識やノウハウのない個人がおこなうよりも、交渉力のある司法書士や弁護士に依頼する方が、短期間で多くのお金を取り戻すことができます。

ニコスへの過払い金請求は1度しかできません。

「返還率が悪かったからもう1度やり直したい」「過払い金に漏れがあったから再度請求したい」ということはできないのです。

1度の請求で納得できる条件を引き出し、解決することが重要になってきます。

家族にバレない

過払い金請求を司法書士や弁護士に依頼すると過払い金に関する郵便物や電話の窓口が、弁護士や司法書士の事務所のになります。

そのため、裁判所や貸金業者からの郵便や電話が自宅に来ることはありません。

もし家族と住んでいても、家族にバレないように過払い金請求おこなうこともできます。

ニコスの過払い金請求における「返還までの期間」と「返還率」

過払い金請求は、債務者側が積極的に働きかけることにより、ニコスとの交渉でおこなうものです。

話し合いで和解する「任意交渉」と、裁判をして解決する方法があり、選択する手段によって、取り戻せるお金の額や、返ってくるまでにかかる時間が変わります。

過払い金請求をしたからといって、必ずしも全額が戻ってくるわけではありません。

過払い金に対して返ってくるお金の割合を「返還率」が、解決方法によって変わるのです。

ニコスへの過払い金請求方法

  1. 話し合いで和解する任意交渉
  2. 裁判

話し合いで和解した場合(任意交渉)の目安

返還までの期間

4ヶ月~

返還率

70~90%

ニコスの場合、任意交渉で戻ってくる過払い金の返還率は70~90%です。

裁判をして解決した場合の目安

返還までの期間

5ヶ月~

返還率

80~100%+利息

ニコスと裁判をした場合、戻ってくる過払い金の返還率は80~100%です。

ニコスの過払い金請求におけるデメリットとメリット

借金を完済している場合と、現在も返済している場合によって、デメリットとメリットは異なります。

自分の現状におけるデメリットとメリットを確認し、納得したうえで過払い金請求をおこないましょう。

ニコスの借入を完済している場合のデメリットとメリット

ニコスの借入を完済している場合は、大きなメリットがあります。

ニコスから借入を考えている場合は、デメリットもあるので確認していきましょう。

メリット デメリット

お金が戻ってくる

・ニコスのカードが解約になる


・ニコスで新たな借入ができなくなる

デメリット

ニコスに過払い金請求をおこなうと、その時点で利用していたニコスのクレジットカードが解約されます。

そのため、ニコスから新たな借入ができなくなります。

引き続きニコスを利用したい人にとっては、デメリットです。

しかし、ニコス以外の貸金業者からは借入ができるため、そこまで気にする必要はありません。

メリット

借入を完済していると、取り戻した過払い金がそのまま手元に戻ってくることになります。

思いがけない大金を手にする可能性もあるのです。

こうしたお金は貯蓄やちょっとしたぜいたくに使うこともできますし、ニコス以外からの借入がある場合は、返済に充てることもできます。

ニコスの借入を返済している場合のデメリットとメリット

ニコスの借入を現在も返済中の場合は、戻ってくる過払い金の額と残っている借入の金額によって、デメリットとメリットが異なります。

メリット デメリット

過払い金を借入の返済に回せる

・ニコスのカードが解約になる


・ニコスで新たな借入ができなくなる


ブラックリストにのる可能性がある

デメリット

完済している場合同様、ニコスのクレジットカードが解約されるため、新たな借入やカードの利用ができなくなります。

ニコスを利用しなければならない事情がある場合は、過払い金請求の時期をずらすことも検討しましょう。

もちろん、ニコス以外の貸金業者から新たに借入をおこなうことは可能です。

借入を返済中の場合、取り戻した過払い金はそのまま借入の返済に充てるので、手元に現金が戻るとは限りません。

過払い金が多く発生しており、返済中の借入を完済できれば問題ないのですが、もし完済できなかった場合は「任意整理」をしたと見なされます。

任意整理自体は債務整理の一種で、借金の元金や利息を減らす有効な手段ですが、問題は任意整理をするとブラックリストにのるということです。

ブラックリストにのると、以後約5年間は、ニコスだけでなくすべての貸金業者から新規で借入ができなくなります。

また、新たなカードの作成ができず、ローンの審査も通りません。

すぐに借入の予定がなくても、5年の間にローンを組まなければならない事態になるかもしれません。

将来のことも考えて判断することが大切です。

メリット

借入を返済中の場合、発生した過払い金は借入の返済に充てられます。

そのため、結果的に借金を減らすことができます。

借金の元金が減ると、利息や返済期間を削減できるため、余裕のある生活を送る上で大きなメリットになります。

発生した過払い金が多い場合、返済中の借入を完済できる可能性もあります。

返済中の借入以上の過払い金が発生していれば、余ったお金が手元に残ることも利点です。

ブラックリストにのっても借入を減額させた方が良い場合

「ブラックリストにのる」といわれると、大きなリスクを背負うように感じるかもしれません。

しかし、過払い金請求によって借入が減れば、返済スケジュールに余裕ができ、着実に返済を進めることができるという利点があります。

ブラックリストにのることを恐れて、過払い金請求にともなう任意整理をおこなわなかった場合を考えてみましょう。

借入が増えた結果、返済額も増え、最終的に支払えなくなるかもしれません。

こうした理由から、借入を繰り返している人は、過払い金請求をおこなって、借入を過払い金と相殺して減額させた方がメリットが大きいといえます。

任意整理をおこなうとブラックリストにのりますが、このことが他人にばれる恐れはありません。

また、新規の借入ができなくなることは、裏を返せば現金だけで生活する練習ができるということです。

現金でやりくりする習慣を身につけて、生活を立て直すチャンスにもなりえるのです。

ニコスへの過払い金請求のリスク

ショッピング枠に残金がないかの確認

クレジットカードで過払い金が発生するのは、キャッシング枠の利用においてですが、ショッピング枠の利用について確認しておく必要があります。

ショッピング枠に残高があると、過払い金請求するときに、過払い金と相殺する対象になります。

ショッピング残高より過払い金のほうが少なかった場合、ブラックリストにのってしまいます。

この場合、過払い金請求が債務整理として扱われて、信用情報機関に事故情報としてのってしまいますので、注意しましょう。

ニコスのカードで引き落としをおこなっていないか

ニコスカードが、公共料金や携帯電話などの月々の支払いの引き落とし先になっているかも確認しましょう。

引き落とし先になってる場合、過払い金請求することで、公共料金の引き落としができなくなってしまします。

過払い金請求する前に、支払先を変更しておく必要があります。

不安な場合は、司法書士や弁護士に相談するようにしましょう。

取引履歴が開示されない

クレジットカード会社にはたまにありますが、ニコスも取引履歴がすべて開示されないケースがあります。

ニコスカードは平成7年1月以降、DCカードは平成4年7月以降。

未開示部分の履歴を貸金業者は廃棄しているので,未開示部分の履歴の開示を求めても出てくることはありません。

この場合,自宅に当時の資料が残っていないか探す必要があります。

もしどうしても見つからない場合・未開示部分についての取引の経過を再現して計算する推定計算という方法で、過払い金を算出します。

推定計算を自分でおこなうのは難しいですので、司法書士や弁護士に相談しましょう。

日本信販・マイベスト・DCカードなど過払い金請求は、ニコスへ

日本信販・キャッシング専用のマイベスト・DCカード・ガソリンスタンド系のニコスカード等を利用していた方は、過払い金請求をニコスにすることになります。

現在合併により、上記のカードの過払い金請求は、三菱UFJニコスが過払い金返還請求の窓口となっています。

ニコスの過払い金請求が住宅ローンに与える影響

過払い金請求が住宅ローンに与える影響は、住宅ローンを組む時期や、借入の残額によってさまざまです。

ニコスの過払い金請求が返済中の住宅ローンに与える影響

過払い金請求をしても、任意整理にならなければ、住宅ローンには影響がありません。

任意整理になった場合も、住宅ローンの返済を任意整理の対象から外すことができるため、問題にならないことがほとんどです。

ニコスの過払い金請求が新たに組む住宅ローンに与える影響

新規で住宅ローンを組む場合、過払い金請求が原因で審査に落ちることはないので安心しましょう。

住宅ローンの審査は、申込時と完済時の年齢、年収、年収に対する返済負担率、他貸金業者からの借入状況、借主の健康状態などの属性で判断されます。

過払い金請求が判断材料になることはありません。

ただし、ニコスに返済中の人は、過払い金請求をすることで任意整理になる可能性があります。

任意整理になった場合はブラックリストにのるため、新たなローンの審査には通りません。

ローンを組む予定がある場合は、過払い金請求の時期も含めて専門家に相談した方がよいでしょう。

ニコスに過払い金請求した後に再度ニコスと契約したい場合

過払い金請求をした時点でニコスとの契約は解約されるため、再度利用したい場合は、新たに審査を受けなければなりません。

この審査の際に、過去の返済状況が関係する可能性があります。

順調に返済をおこない、優良顧客だと判断されている場合は、再契約できるかもしれません。

しかし、滞納や延滞が多く、問題視されていた場合は審査に通らないケースが多いです。

ニコスへの過払い金請求はほかの貸金業者への借入には影響しないため、ニコス以外の貸金業者を利用するのが確実でしょう。

ニコスへの過払い金請求の手続き

  • STEP 01 取引履歴を取り寄せる

  • STEP 02 過払い金の引き直し計算

  • STEP 03 ニコスへ過払い金返還請求書を送付

  • STEP 04 ニコスと任意交渉

  • STEP 05 過払い金請求の裁判をする(必要な場合)

  • STEP 06 過払い金がニコスより振り込まれる

STEP 01 取引履歴を取り寄せる

ニコスへの過払い金請求は、最初に取引履歴を取り寄せることからスタートします。

司法書士や弁護士に過払い金請求を依頼している場合は、専門家が開示請求をしてくれるので、個人で手続きをおこなう必要はありません。

取引履歴は、ニコスとの取引のすべてを確認できる書類です。

具体的には、借入金額や借入日、設定金利や返済日、返済金額などが詳細に記載されています。

貸金業者は取引履歴を保管し、顧客からの請求に応じて開示しなければならない義務を貸金業法で課されていますので、基本的には開示してくれます。

しかしニコスは開示しない期間がありますので、注意しましょう。

STEP 02 過払い金の引き直し計算

これをもとに、過払い金の引き直し計算をおこないます。

引き直し計算とは、高すぎた利息分から適正な利息分を差し引き、過払い金がどれぐらい発生しているかを確認するための計算です。

取り寄せた取引履歴を確認しながら引き直し計算をおこない、過払い金を算出します。

このときに、インターネットで公開されている計算ソフトを利用して計算すると便利です。

入力ミスをしてしまい、過払い金の請求金額を間違ってしまうと、過払い金請求ができなくなってしまう可能性がありますので、ご注意ください。

下記が、3つの主な過払い金計算ソフトです。

TDONの計算ソフト

TDONの計算ソフトページ

法律事務所向けのソフトウエア開発をおこなっているTDONのソフトです。

2018年5月現在、ダウンロード版の価格は3000円となっている有料ソフトですが、7日間の試用期間の間は無料で使用できます。

名古屋消費者信用問題研究会の計算ソフト

名古屋消費者信用問題研究会の計算ソフトページ

名古屋消費者信用問題研究会は、消費者問題に関連する被害予防や被害回復、消費者の権利保護・実現を目的として愛知県内の弁護士を中心に結成された研究会です。

愛知県内の弁護士を中心に結成された研究会が、無料公開している利息計算ソフトです。

エクセルのテンプレートを使っているため、パソコンにエクセルがインストールされている必要がありますが、ソフトウエア自体は無料で使用できるため人気のあるソフトです。

アドリテム司法書士法人の計算ソフト

アドリテム司法書士法人の計算ソフトページ

新潟県にある司法書士法人が、無料公開している引き直し計算ソフトです。

これもエクセルのテンプレートを使っているため、パソコンにエクセルがインストールされている必要がありますが、フリーソフトなので無料で使うことが可能です。

「過払い金の引き直し計算は、自分でできる」記事の2章「自分で過払い金の計算は可能」引用

ニコスへの過払い金請求額を計算する方法

過払い金の額を計算するための引き直し計算をおこなう際には、利息制限法の上限にしたがいます。

利息制限法では、元金10万円未満に対しては年利20%、元金10万円以上100万円未満に対しては年利18%、元金100万円以上に対しては年利15%を上限と定めています。

この値を基準に計算するのです。

計算方法を説明する例として、100万円の借金を1年後に一括返済するとします。

ニコスがかつて設定していた29%の金利で借入をしていたとすると、1年後に発生する利息は29万円になり、1年後には129万円を返済しなければなりません。

しかし、実際には、利息制限法による上限金利は15%です。

そのため、1年後に発生する利息は15万円、1年後の返済額は115万円ということになります。

29万円から適正な利息である15万円を引いた差額である14万円が「過払い金」です。

正確な過払い金を算出するためには、司法書士や弁護士などの専門家に依頼する方がよいでしょう。

STEP 03 ニコスへ過払い金返還請求書を送付

引き直し計算で過払い金の金額がでたら、ニコスに過払い金返還請求書を送ります。

請求書には、郵送する日時、請求先の会社名と代表取締役の氏名、自分の氏名、口座番号など記載し、自分の氏名の横に捺印します。

ニコスに、過払い金返還請求書を送る場合は、内容証明郵便で送るようにしてください。

内容証明郵便で送ることによって、手紙を出した事実と日付、手紙の内容などが証明され、「過払い金返還請求書を受け取ってない」と主張されることを防ぐことができます。

個人で過払い金返還請求書を書く場合に決まりはありませんので、下記の項目を参考に作成してください。

ニコスの過払い金返還請求書の主な項目

  1. 日付
  2. 請求する貸金業者の名前(三菱UFJニコス株式会社)
  3. ニコスの代表者名
  4. 自分の名前と連絡先
  5. 過払い金の振込先口座名と口座番号
  6. ニコスとの契約番号や会員番号
  7. 過払い金の額

STEP 04 ニコスと任意交渉

ニコスから和解案が提示されるので、内容を確認して、合意できるかどうかを判断しましょう。

この時点で和解できれば任意交渉が成立することになり、過払い金が戻ってくるまでの期間を短くすることができます。

しかし、裁判に比べると過払い金の金額は低くなる傾向があります。

無理に和解せずに、裁判することもできます。

裁判を個人でおこなうには、非常に難しいですので、司法書士や弁護士に依頼するようにしましょう。

STEP 05 過払い金請求の裁判をする(必要な場合)

100%の過払い金回収を目指すには、裁判を起こす必要があります。

ニコスへの過払い金請求を多数経験している司法書士や弁護士なら、これまでの実績をもとに、依頼者の要望を考慮して裁判を提案することが可能です。

裁判になると、さらに多くの書類作成や裁判所とのやり取りが必要です。

過払い金請求を司法書士や弁護士に依頼している場合は、この手続きもすべて任せることができます。

専門知識がなくても、働いていて時間がなくても、裁判での解決を目指せるのです。

できるだけ多くの過払い金を取り戻すことを重視するのか、一刻も早く取り戻すことを重視するのかによって手段は変わってきます。

司法書士や弁護士と相談し、総合的に判断しましょう。

過払い金請求裁判で必要な5つの書類

  1. 取引履歴書
  2. 引き直し計算書
  3. 証拠説明書
  4. 訴状
  5. 貸金業者の代表者事項証明書

※裁判になった場合は、取引履歴書、引き直し計算書、証拠説明書、訴状、貸金業者がそれぞれ3通(裁判所用の正本、被告用の副本、原告用の控え用として)、代表者事項証明書が1通必要になります。

「裁判で過払い金を多く取り戻せる!裁判する時に損しないための重要ポイント」記事の2章「過払い金請求の裁判の流れ」引用

STEP 06 過払い金がニコスより振り込まれる

和解交渉での和解あるいは裁判での判決や和解によって過払い金の返還金額が決定されます。

過払い金の額が決定すると、その額がご自身で指定した口座に振り込まれる流れです。

専門家に依頼した場合は、費用がを過払い金から先に引かれ、その残金が口座に振り込まれます。

ニコスの過払い金請求を自分でやるデメリットとメリット

ニコスの過払い金請求を自分でおこなうこともできます

その場合のメリット・デメリットがもちろんありますので、確認していきましょう。

しっかり確認した上で過払い金請求を司法書士や弁護士などの専門家に依頼するかを判断してください。

デメリット

自分でおこなうデメリット

  1. 過払い金請求する手間や労力がかかる
  2. 過払い金の返還率が低い
  3. 家族にバレる

過払い金請求する手間や労力がかかる

ニコスの過払い金請求を自分でおこなうと、過払い金が手元に戻ってくるまでの期間は、長くなる傾向があります。

その理由は、不慣れな過払い金請求の書類の用意や過払い金の返還の交渉等によって、時間がかかってしまうからです。

交渉相手が専門家か個人かによって、ニコスは交渉態度を変えてきます。

返還までの期間を延ばそうとしてくることも、時間がかかってしまう一因になっています。

過払い金が返還される額が減る

ニコスは、こちらが法律や過払い金の知識がない場合、任意交渉で低い返還率での和解案を提案してきます。

また、ニコスは多くの過払い金請求に対応しているため、過払い金の交渉が上手いです。

交渉をニコスのペースで進められないように、しっかりとこちらの主張もしていきましょう。

家族に借金がバレる

ニコスや裁判所からの過払い金に関する郵送物や連絡は、自宅に届いてしまいます。

家族と一緒に住んでいると、それら郵送物や連絡によって家族に不審に思われてしまいます。

それによって、家族にバレてしまうこともあるでしょう。

メリット

専門家に払う費用を節約できる

司法書士や弁護士に支払う費用の節約、過払い金請求を自分でおこなうことの最大のメリットです。

しかし、個人でおこなうことで、過払い金返金額が少なくなってしまいます。

そうすると専門家に払う費用を差し引いてみても、手元に戻ってくる過払い金額が減ってしまうのです。

過払い金をどのように請求するかは、それぞれのメリット・デメリットを考えて決めるようにしましょう。

専門家に相談すると即契約というわけではないので、一度専門家に相談することをおすすめします。

ニコスの過払い金請求を自分でやる場合のリスク

ニコスに過払い金請求を自分でやる場合に注意すべき点

  1. ゼロ和解
  2. 非弁済

ゼロ和解

自分で過払い金請求をおこなうことは可能ですが、多くのリスクもあります。

ニコスは過払い金請求対応のプロです。

個人で過払い金請求をすると、できる限り低額での和解を提案してきます。

中でも注意しなければならないのは「ゼロ和解」です。

これは、取引履歴の開示請求がなされた時点で、ニコスから提示されるもので、「現在残っている借入の返済をなくす代わりに、過払い金請求をおこなわない」といった内容です。

ゼロ和解を提案されたら、多額の過払い金が発生していると考えましょう。

すぐに提案を飲まずに、必ず取引履歴の開示を請求してください。

過払い金の金額を確認する前に解決を図ろうとするゼロ和解は、ニコス側にのみ利益があるものです。

請求者に過払い金請求の権利を放棄させることにつながります。

専門知識やノウハウのない個人が、プロであるニコスと対等に交渉するのは困難です。

専門家に依頼する費用を節約しようとして、個人での過払い金請求を選択する人もいるかもしれません。

しかし、結果的に取り戻せる金額が少なくなって、損をしてしまわないよう、十分に検討することが大切です。

非弁済

取引履歴の開示請求時に「過払い金請求のため」と答えてはいけません。

「取引履歴を見たいから」と答えましょう。

なぜならば、ゼロ和解以外にも、非債弁済の主張をされるからです。

そのため、取引履歴の開示を請求する場合は、注意してニコス側と話しましょう。

非弁済

非債弁済とは、債務がないのに弁済すること意味しています。

そして、この場合の非債弁済の主張というのは、取引履歴を取り寄せて引き直し計算をして、借金が0になると知ったのに返済を続けたので、過払い金を返還する必要がないということです。

このことは、民法第705条に記載があります。

この主張が認められると、過払い金の返還金額が少なくなったり、過払い金をいっさい戻せなくなることもあります。

過払い金請求を自分ですると、貸金業者は、徹底して、自らの負担を減らすように行動してきますので、貸金業者のペースにならないように注意しましょう。

「借金返済中の過払い金請求でもブラックリストにのらずにできる手続き」記事の4章―2「非債弁済」を引用

ニコスの過払い金請求の費用

過払い金請求をみどり法務事務所を依頼いただく場合、下記のような費用がかかります。

他の業者の過払い金請求でも値段は、変わりません。

みどり法務事務所では、過払い金請求の相談は無料でおこなっております。

9:00~19:00であれば、すぐにお電話でのご相談が可能ですし、メールからのご相談も対応しています。

お問い合わせフォームから、お気軽にご相談ください。

初期費用 過払い金の報酬
過払い金 無料 過払い金の報酬 基本:49,800円
歩合:返還額の20%
※訴訟によって過払い金が返還された場合、歩合成功報酬は25%。
※成功報酬の税・実費は、別途かかります。

ニコスの会社概要

正式名称が三菱UFJニコス株式会社で、日本最大のクレジットカード会社です。

MUFG(三菱UFJフィナンシャル・グループ)の子会社になっています。

事業内容は、完全にクレジットカード一本に絞られています。

三菱UFJニコスのグループ会社は、主に地方銀行など、金融機関のクレジット会社です。

札幌北洋カードやちばぎんディーシーカード、あるいは大東クレジットサービスなどが有名です。

これらはほんの一部で、全国で多くの会社が、三菱UFJニコスと提携しています。

また信用情報機関は、株式会社CIC(シーアイシー)、株式会社日本信用情報機構(JICC)に登録しています。

日本信用販売株式として設立され、信販最大手でしたが、2005年10月1日に株式会社UFJ銀行の子会社になりました。

経営基盤は非常に盤石で、資本金は1,093億1200万円です

国内最大のクレジットカード業者ということで、すぐに倒産することないでしょう。

過払い金の請求に応じる資金も潤沢にあります。

そのため支払い義務が強く発生し、高い返還率で過払い金を返還してくれます。

このように経営状況が良いので、裁判をおこなえば100%に近い返還率になります

このように経営状況については安心できる三菱UFJニコスですが、それでも過払い金の請求時効はあります。

これは三菱UFJニコスだけでなく、すべての金融業者が同様で借入先から10年以内ですので、過払い金請求は急ぎましょう。

時効になってしまうと、過払い金請求は全くできなくなってしまいますので、注意しましょう。

まずは三菱UFJニコスの過去の利用したことがある方は、念のため司法書士や弁護士に依頼して、過払い金があるかをチェックしてもらうのがいいでしょう。

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