ライフカードから過払い金を少しでも多く取り戻す方法

ライフカードは国際ブランドのクレジットカード事業を行うクレジットカード会社です。

2000年5月に会社更生をおこなった「ライフ」が前身となっており、消費者金融業者のアイフル傘下に入っています。

会社更生の手続き前の貸付に関しても過払い金が発生していましたが、会社更生後の取引における過払い金しか請求できないので、対象となる期間について注意が必要です。

2007年以前のライフカードから「過払い金」の返還請求が可能になりました。

ライフカードから過去に借入をしている人や、現在も返済している人は、この「過払い金」が発生している可能性があります。

ただし、ライフカードへの過払い金請求は一度しかできません。

話し合いがまとまらなかった場合や、取り戻せる過払い金が少なくなってしまっても、再度やり直すことはできないのです。

また、過払い金請求には時効があるため、一刻も早い手続きが必要です。

まずこの記事を読んで、ライフカードに過払い金請求するメリット・デメリットを理解してから、過払い金請求を始めましょう。

ライフカードの過払い金が発生している条件を確認

ライフカードから借入をしていた人、現在もしている人のすべてに過払い金が発生しているわけではありません。

対象となる第一条件は、2006年11月以前の借入であることです。

2006年11月より前までの借入

利息制限法では、借入元金が100万円以上の場合は上限金利15%、10万円以上100万円未満の場合は18%、10万円未満の場合は20%と定めており、これは今も昔も変わりません。

しかし、2007年までは「出資法」という別の法律が、借入額に関わらず29.2%の上限金利を認めていました。

そのため、最大29.2%の金利を課しても罰則がなく、2006年11月以前まで、ライフカードの年利も27%を超えていたのです。

2007年に出資法が改正され、グレーゾーン金利は撤廃されました。

同時に払いすぎた利息を取り戻す「過払い金請求」が可能になったのです。

これにより、当時の金利と現在の金利の上限である20%との差分を請求できるようになりました。

2006年11月以降ライフカードは金利を適正なものに引き下げていますが、ライフカードが金利の変更をしていない場合、高い金利のままで返済を続けている可能性もあります。

現在も返済を続けている人はこうした点にも注意しましょう。

ライフカードの過払い金が発生しているか確認する方法

ライフカードを2006年11月より前に利用していた場合は、過払い金が発生している可能性があります。

過払い金が発生しているかどうかは自分でも調べることができますが、専門知識やノウハウのある司法書士や弁護士に依頼する方が正確で請求までの時間を短縮にもなります。

過払い金について調べるためには借入をした時期が重要です。

しかし、どの貸金業者から、いつ、どれぐらいの額を借り入れたかについて詳細に覚えていない人も多いでしょう。

こうした場合にも、専門家なら代理で取引履歴を取り寄せることによって正確な過払い金を調べることができます。

ライフカードに過払い金請求ができないケースを確認

ライフカードへの過払い金請求は、いつまでもできるわけではありません。

ライフカードが倒産した場合や、最後に取引した日から10年が経過した場合、過払い金を請求する権利を放棄している場合は、過払い金請求ができません。

過払い金請求先であるライフカードが倒産

過払い金請求先であるライフカードが倒産すると、過払い金は戻ってこなくなります。

また事業が悪化した場合、現状よりさらに戻ってくる過払い金の額が減る可能性もあります。

ライフカードは2009年に、事業再生ADRの手続きをおこなっています。

事業再生ADRとは、会社更生法や民事再生法などの法的手続きを用いずに、合意によって債務の猶予や減免をして経営困難な企業を再建する方法です。

会社更生の手続きは経ていませんが、過払い金返還による負担が増えたことで経営が悪化したことが原因とされています。

倒産の可能性がないとはいいきれないのです。

倒産に至らなくても、経営が悪化すれば過払い金請求で返ってくるお金が今よりさらに減額されます。

過払い金発生の可能性があるなら早めの手続きが肝要です。

ライフカードと最後に取引した日から10年経過

過払い金請求には時効があり、期限は最後の取引から10年です。

借金を完済している場合は完済日を、返済中の場合は最後の取引日を起算日にして計算します。

しかし、複数の借金があり、借入と完済を繰り返している場合や、滞納が続いている場合などは時効の判断がむずかしいため、専門家に相談して正確な日にちを確定させた方がよいでしょう。

時効を過ぎてしまうと過払い金が請求できなくなってしまいますので、しっかり理解しておきましょう。
過払い金の時効を止められる!?時効について知られてない本当の話

ライフカードに過払い金を請求する権利を放棄

ライフカードへの返済が滞った場合などに、話し合いによって利率を下げてもらうような和解をしてはいませんか。

利率を下げたり、免除してもらっている場合、和解の書類に過払い金の清算条項という債権債務を放棄するという文言がないかを確認しましょう。

また、合意書に文言があったからと言って一円も過払い金が取り戻せないかどうかは過払い金が合意の時点で発生していたかどうかも関係してきます。

すでに合意書を取り交わした時点で過払い金が発生していれば交渉の余地があるのです。

解決金の名目で減額されても実際にお金が戻ってくることはあります。

発生していた過払い金を引いて利率を下げるという和解をしていた時には、そこで過払い金は清算されているので、下げてもらった利率が法定利息内かどうかが過払い金請求できるかのポイントになってきます。

ライフカードと和解をした記憶があっても、過払い金請求できる可能性がありますので、諦めず司法書士や弁護士に相談しましょう。

司法書士や弁護士に相談する

ライフカードは倒産する可能性がそこまであるわけではないので、倒産によって過払い金請求ができなくなることを心配しすぎる必要はありません。

しかし、最後に取引した日から10年が経過している場合は、確実に過払い金請求ができません。

自分の債務の状況が把握できないという人や、過払い金請求の対象になるかどうかが分からない人は、過払い金請求の専門的に扱っていて実績がある司法書士や弁護士に相談するのが確実です。

そしてライフカードは、過払い金請求の対応に関してノウハウを蓄積しています。

専門知識のない個人と、司法書士や弁護士とでは対応を変え、個人に対するときは実際に支払う過払い金をできるだけ減らそうとするのです。

そのため、自分で過払い金請求をするとき、ライフは難しい法律用語を使っていろんな権利を主張して、過払い金を安くしようとする可能性があるので、専門家に依頼したときとでは、戻ってくる金額やかかる期間が変わります。

司法書士や弁護士は専門知識もあり、交渉にも慣れているため、短期間で多くのお金を取り戻すことが可能です。

ライフカードへの過払い金請求は1度しかできません。

過払い金の対象となる取引を漏れなく洗いだし、納得できる交渉を1度のチャンスでしなければならないと考えると、専門家に依頼することにより確実性が高くなるといえるでしょう。

過払い金の返還までの期間について、しっかり理解しておきましょう
過払い金が返ってくる期間を早められる!いち早く過払い金を手に入れる方法

司法書士や弁護士に相談するメリット・デメリット

過払い金請求を専門家に依頼すると、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

メリット・デメリットを理解して、自分で過払い金請求するのとどちらが良いか判断するようにしましょう。

メリット デメリット

過払い金回収が早くできる


多くの過払い金が回収できる


作業の手間が省ける


返済と催促が止まる


周囲にバレない


専門家の報酬分の費用がかかる

ライフカードの過払い金請求における「返還率」と「返還までの期間」

過払い金請求には、話し合いで和解する任意交渉と、裁判をして解決する方法の2種類があります。

どの手段を選ぶかによって取り戻せるお金の額や、返ってくるまでにかかる時間が変わるので、重視したいポイントを押さえて手続きを進めましょう。

また、過払い金請求をしたからといって、任意の交渉で過払い金の全額が戻ってくるわけではありません。

ライフカードは、親会社のアイフルと同様、事業再生ADR(第三者機関の仲介のもと、ライフと債務者の合意に基づき、債務について、猶予・減免等をすることにより、経営困難な状況にある企業を再建する手続き)をおこないました。

そして、事業再編をおこない、株式会社ライフのキャッシング部門をアイフルと合併して、クレジット部門を新設されたライフカード株式会社が引き継ぐことになりました。

先の事業再生ADR手続きをしていたり、親会社であるアイフルの経営も安定していないかったりすることから、過払い金請求への対応も厳しくなっています。

過払い金請求をして任意の交渉で貸金業者が提案してくる金額の割合を「返還率」といいます。

ライフカードは低めの傾向があります。

話し合いで和解した場合(任意交渉)の目安

返還までの期間

2ヶ月~

返還率

40%~

ライフカードと任意交渉をした場合の返還率は40%程度です。

裁判をして解決した場合の目安

返還までの期間

6ヶ月~

返還率

60%~

ライフカードとの過払い金請求を裁判で解決した場合の返還率は60%程度です。

裁判した場合、裁判の期間分は過払い金返還のまでの時間が長引くことになります。

また、ライフカードは、移送の申し立てや第1審の判決後すぐに控訴をおこない、時間稼ぎしてくる可能性があるのです。

過払い金を早急に取り戻したい場合、早めに司法書士や弁護士に相談するようにしましょう。

過払い金請求の裁判は、非常に難しいものですので、こちらの記事も一緒にお読みください
裁判で過払い金を多く取り戻せる!裁判する時に損しないための重要ポイント

ライフカードの過払い金請求におけるデメリットとメリット

借金を完済しているか、現在も返済中かによって過払い金請求をおこなうことのデメリットとメリットは異なります。

借金の状況と現在の生活や収入をあわせて考慮し、過払い金請求をするかどうかを決めましょう。

ライフカードの借入を完済している場合のデメリットとメリット

ライフカードからの借入を完済している場合、ライフカードからの借入を今後おこなうかどうかでデメリットとメリットを判断できます。

メリット デメリット

過払い金が手元にも戻ってくる

・ライフカードのクレジットカードが解約される

デメリット

ライフカードに過払い金請求をおこなうと、その時点でクレジットカードが解約されます。

そのため、ライフカードからの新たな借入ができなくなります。

ライフカード以外の貸金業者からは借入ができますが、どうしてもライフカードから借入をしなければならない理由がある場合は注意しましょう。

メリット

借金を完済している場合の最大のメリットは、取り戻した過払い金は全額手元に戻ってくることです。

思いがけない高額を手にできる可能性もあります。

ライフカード以外から借入をしている場合は、戻ってきた過払い金を返済に充てることも可能です。

すでに借金を完済されている方は、こちらの記事も読んでおきましょう
完済した借金の過払い金請求をしないことは、最大のデメリット

ライフカードの借入を返済している場合のデメリットとメリット

ライフカードの借入を現在も返済中の場合は、借入の残額によってデメリットが発生するので注意が必要です。

メリットについても解説していきます。

メリット デメリット

借金を減らすことができる


手元に過払い金が戻ってくる可能性がある

・ライフカードから新たな借入ができなくなる


ブラックリストにのる

デメリット

ライフカードで返済を続けながら過払い金請求をおこなう際は、完済している場合同様、ライフカードのクレジットカードが解約されてしまうことを理解しておきましょう。

これまで使っていたクレジットカードが使えなくなり、新たな借入もできなくなります。

ただし、ライフカード以外の貸金業者であれば借入は可能です。

また、ライフカード関連のクレジットカードのキャッシング枠を完済していたとしても、ショッピング枠の残高がある場合は返済中の扱いとなり、過払い金からショッピングの残金が相殺され、相殺後の金額が請求金額になります。

過払い金を充当して返済中の借入を完済できる場合は問題ありませんが、完済できずに借り入れが残った場合は「任意整理」の手続きをしたことになります。

「任意整理」とは、裁判所を通さず、貸金業者との話し合いにより、利息や返済額を3年から5年の長期分割に組みなおす手続きをする制度です。

任意整理をしたことはブラックリストにのり、以後約5年間は、ライフカードだけでなくすべてのクレジットカードで新たなカードの作成やローンの審査が通らなくなります。

メリット

発生した過払い金は借金の元金に充てられるため、借金を減らすことができます。

過払い金が借金の残金より多い場合は、借金の完済も可能です。

借金よりも過払い金が多い場合は、余ったお金が手元に戻ってきます。

もし過払い金が返済中の借金よりも少なかったとしても、元金を減らせることに変わりはありません。

元金が減れば利息分の支払いも減り、任意整理の場合は、基本利息ゼロになり、返済期間の短縮も見込めます。

返済計画に余裕を持つことができるのです。

借金返済中の過払い金請求は、気を付けたいデメリットがありますので、こちらも合わせてお読みください。
借金返済中でも過払い金請求できる!返済中でもデメリットを受けない方法

ブラックリストにのっても借入を減額させた方が良い場合

ブラックリストにのることを恐れて過払い金請求をためらう人もいるかもしれません。

しかし、ブラックリストにのったとしても過払い金請求をすることでメリットが大きくなる場合もあります。

過払い金が発生している場合、過払い金請求をすれば確実に借金の元金を減らすことが可能です。

手立てを講じずに借金の返済に追われたり、将来的に支払えなくなったりするよりは、着実に借金を減らすことで返済に余裕を持つことができます。

特に借入を繰り返している場合は、過払い金請求を含めた任意整理が返済額を抑えることにつながります。

任意整理をするとブラックリストにのるため、新たなクレジットカードを作ったり、新規の借入をしたりすることはできませんが、その分、現金だけでやりくりする習慣を身に着けることも可能です。

任意整理をしてブラックリストにのったとしても、他人に知られることはありません。

職業や資格を制限されることもなく、借金を減らすことができます。

ライフカードの過払い金請求が住宅ローンに与える影響

ライフカードに過払い金請求をすると、住宅ローンに影響があるのではないかと気になる人が多いのではないでしょうか。

借入を返済中かどうかなど、場合によって影響は異なります。

ライフカードの過払い金請求が返済中の住宅ローンに与える影響

ライフカードに過払い金請求をしても、任意整理にならなければ住宅ローンに影響はないので安心しましょう。

また、例え任意整理になったとしても、住宅ローンの返済を任意整理から外せば、ほとんどの場合で問題はありません。

ライフカードの過払い金請求が新たに組む住宅ローンに与える影響

過払い金請求をした後に新たに住宅ローンを組んだとしても、過払い金請求が原因で審査に落ちることはありません。

住宅ローンは、申込時の年齢、完済時の年齢、年収、年収に対する返済負担率、他貸金業者からの借入状況、借主の健康状態などを審査して、貸し付けを決定するからです。

ただし、ライフカードに借金を返済中で、過払い金で借金の残金が相殺できない場合は、任意整理となってブラックリストにのるため、新たなローンの審査には通らなくなります。

過払い金請求が、ローンに与える影響についてはこちらの記事もお読みください
ローンがあっても過払い金請求できる!ローンに影響しない過払い金請求の方法

ライフカードに過払い金請求した後に再度ライフカードと契約したい場合

ライフカードに過払い金請求をおこなうと、利用中のクレジットカードは解約されます。

そのため、再びライフカードで借入をおこないたい場合は、新たに審査を受けて契約しなければなりません。

審査の際は、過去にライフカードを利用していた時の返済状況が加味されます。

滞りなく返済をおこなっており、優良顧客と判断されていたなら、再契約できる可能性がないわけではありません。

しかし、滞納や延滞を繰り返していた場合は審査に通らず、再契約できない場合が多いです。

過払い金請求をおこなっていない別の貸金業者であれば、返済状況に左右されることなく審査を通過することができます。

どうしても借入をおこなう必要があるなら別の業者の審査を受けたほうがよいでしょう。

ライフカードの過払い金請求の流れ

  • STEP 01 取引履歴を取り寄せる

  • STEP 02 過払い金の引き直し計算

  • STEP 03 ライフカードへ過払い金返還請求書を送付

  • STEP 04 ライフカードと任意交渉

  • STEP 05 過払い金請求の裁判をする(必要な場合)

  • STEP 06 過払い金がライフカードより振り込まれる

STEP 01 取引履歴を取り寄せる

ライフカードに過払い金請求をする際は、まず取引履歴を請求し、ライフカードとの間の取引の詳細を明らかにする必要があります。

司法書士や弁護士に過払い金請求を依頼している場合は、専門家がライフカードに対して開示請求をしてくれるので、特に手続きをする必要はありません。

ライフカードの取引履歴開示請求

お問い合せ:045-914-7003

STEP 02 過払い金の引き直し計算

取引履歴を取り寄せたら、どれぐらいの過払い金が発生しているか、引き直し計算をおこないます。

利息制限法の上限を超えて利息が課されていた時期があれば、適正な利息との差額を差し引いて計算することで、過払い金の金額を把握することができます。

取引履歴をもとに、インターネットで公開されている計算ソフトを利用して引き直し計算をおこないましょう。

引き直し計算を間違えてしまうと、過払い金請求ができなくなってしまいますので、ご自分で計算する場合は入力ミスにご注意ください。

こちらが、3つの代表的な引き直し計算用のソフトです。

TDONの計算ソフト

TDONの計算ソフトページ

法律事務所向けのソフトウエア開発をおこなっているTDONのソフトです。

2018年5月現在、ダウンロード版の価格は3000円となっている有料ソフトですが、7日間の試用期間の間は無料で使用できます。

名古屋消費者信用問題研究会の計算ソフト

名古屋消費者信用問題研究会の計算ソフトページ

名古屋消費者信用問題研究会は、消費者問題に関連する被害予防や被害回復、消費者の権利保護・実現を目的として愛知県内の弁護士を中心に結成された研究会です。

愛知県内の弁護士を中心に結成された研究会が、無料公開している利息計算ソフトです。

エクセルのテンプレートを使っているため、パソコンにエクセルがインストールされている必要がありますが、ソフトウエア自体は無料で使用できるため人気のあるソフトです。

アドリテム司法書士法人の計算ソフト

アドリテム司法書士法人の計算ソフトページ

新潟県にある司法書士法人が、無料公開している引き直し計算ソフトです。

これもエクセルのテンプレートを使っているため、パソコンにエクセルがインストールされている必要がありますが、フリーソフトなので無料で使うことが可能です。

「過払い金の引き直し計算は、自分でできる」記事の2章「自分で過払い金の計算は可能」引用

ライフカードへの過払い金請求額の計算例

利息制限法では、10万円未満の元金に対しては年利20%、10万円以上100万円未満の元金に対しては年利18%、100万円以上の元金に対しては年利15%が上限に定められているため、これに従って過払い金の額を計算する引き直し計算をおこないます。

計算方法を説明するために、仮に100万円の借金を1年後に一括返済するとして考えてみましょう。

ライフカードがかつて設定していた27%の金利で借入をしていたとすると、1年後に発生する利息は27万円になり、1年後には127万円を返済しなければなりません。

しかし、利息制限法による上限金利は15%なので、実際には1年後に発生する利息は15万円、1年後の返済額は115万円です。

この場合、127万円と115万円の差額である12万円が「過払い金」になります。

司法書士や弁護士に相談して計算をしてもらうと、正確な額を把握することができます。

STEP 03 ライフカードへ過払い金返還請求書を送付

続いて、引き直し計算の結果、明らかになった過払い金について、ライフカードに過払い金返還請求書を送ります。

少し費用は掛かりますが、内容証明郵便を使い過払い金返還請求書をライフカードへ送ります。

これは、後で貸金業者に過払い金返還請求書を受け取ってないと言われないためです。

STEP 04 ライフカードと任意交渉

ライフカードに過払い金返還請求書が届くと、ライフカードからは、過払い金の返還金額・過払い金の支払日などの和解案が提示されます。

話し合いで和解する任意交渉をおこなうと、短期間で過払い金を取り戻すことができるのが特徴です。

しかし、過払い金の返還率が低くなる傾向があるため、より多い金額の回収を目指すなら裁判を起こす必要があります。

またライフカードなどの貸金業者の人は、過払い金請求の対応に非常に慣れています。

相手が法律の知識がないとわかった場合、和解内容をライフカードが有利なように提案してくる傾向があります。

自分で過払い金請求をする際は強気の姿勢をとり、希望の金額をしっかりと主張する必要があります。

STEP 05 過払い金請求の裁判をする(必要な場合)

裁判で過払い金の返還額を決める場合は、一般的に任意交渉よりも多い金額を取り戻せます。

貸金業者によっては100%近い金額が返還される場合もありますが、ライフカードは事業再生ADR手続きをおこなっており、過払い金請求に対しても厳しい対応をせざるを得ない状況です。

任意交渉よりは金額があがるものの、60%程度に可能性があると理解しておきましょう。

ライフカードへの過払い金請求を多数経験している司法書士や弁護士は知識やノウハウがあり、依頼者の要望を考慮して裁判をした方がよいかどうかの提案をおこなうことができます。

裁判を起こした場合も、専門家に依頼していれば書類作成や手続きをすべて任せることができるので、安心です。

裁判を起こした場合は、任意交渉に比べ、過払い金を取り戻すのに時間がかかります。

過払い金の金額と、取り戻すまでの期間のどちらを重視するのか、専門家と相談しながら進めていくのが得策です。

過払い金請求裁判で必要な5つの書類

  1. 取引履歴書
  2. 引き直し計算書
  3. 証拠説明書
  4. 訴状
  5. 貸金業者の代表者事項証明書

※裁判になった場合は、取引履歴書、引き直し計算書、証拠説明書、訴状、貸金業者がそれぞれ3通(裁判所用の正本、被告用の副本、原告用の控え用として)、代表者事項証明書が1通必要になります。

「裁判で過払い金を多く取り戻せる!裁判する時に損しないための重要ポイント」記事の2章「過払い金請求の裁判の流れ」引用

裁判の争点

  1. 取引の一連と分断
  2. 複数回ライフカードへの借り入れがある場合に主張されます。

    借り入れと借り入れに空白期間があると「取引の分断」の主張をされることがあります。

    取引が一連なのか分断なのかによって、過払い金額が変わってきます。
    過払い金の額が変わる、知っておきたい取引の一連と分断の違い

  3. 和解無効
  4. ライフカードと本人との直接示談により減額してもらったことがあり、それについての示談書があると、和解無効を主張されます。

STEP 06 過払い金がライフカードより振り込まれる

判决がでるか、和解交渉が成立したあと過払い金がライフカードから支払われることになります。

過払い金が入金されるまでの期間は、おおよそ和解成立後から約2ヶ月~です。

そして、指定した口座に過払い金が支払われます。

専門家に依頼した場合は、報酬や実費などが引かれた後、指定の口座に過払い金が支払われます。

ライフカードに過払い金請求を自分でやる場合のやり方と注意すべき点

過払い金請求を自分でやる場合の手順

  • STEP 01 取引履歴を取り寄せる

  • STEP 02 過払い金の引き直し計算

  • STEP 03 ライフカードへ過払い金返還請求書を送付

  • STEP 04 ライフカードと任意交渉

ライフカードに自分で過払い金請求する場合も、専門家に依頼して過払い金請求する手順は同じです。

しかし、先ほどのプロセスを全てご自分でやる必要があります。

資料の請求や必要書類の準備など多くの手間がかかるでしょう。

交渉の場面では、ライフカード側は対応に慣れていますので、不利な和解をしてしまう可能性が高くなります。

和解交渉で提示された過払い金の額で納得できない場合は、裁判をするべきですが、裁判の時は専門家に任せるのをおすすめします。

裁判ですと、法律と過払い金の深い知識がないと、手も足も出ませんので、こちらに不利な結果になってしまいがちです

過払い金請求を自分でやる場合の注意点

基本的にライフカード側は過払い金を払いたくない立場であることを理解しておきましょう。

あの手この手を使って、どうにか過払い金を安く済ませようとしてきます。

ライフカード側から見れば、過払い金の支払いは損することになるので、必死に対応してきます。

自分で過払い金請求をおこないたい場合の注意点は、特に取引履歴の請求時にあります。

取引履歴の請求目的をライフカード側から聞かれた場合は、「過去の履歴が知りたい」と答えましょう。

「過払い金請求のため」とは答えてはいけないのです。

その理由を、しっかりと知っておきましょう

取引履歴を請求するときの注意点

  1. ゼロ和解
  2. 非債弁済

ゼロ和解

「ゼロ和解」に持ち込まれることもあります。

これは、開示請求を受けた時点で、現在残っている借金をゼロ円にすることで過払い金を支払わずに解決しようという和解案です。

この提案を受けた場合は、過払い金が多く発生している可能性があると考え、安易に応じずに必ず取引履歴の開示請求をおこないましょう。

ゼロ和解に応じるのは、過払い金請求の権利を放棄させられるのと同じです。

ゼロ和解

借金返済中に取引履歴を取り寄せようとすると、貸金業者から「ゼロ和解」を提案されることがあります。

ゼロ和解とは、「借金をゼロにするので過払い金請求はやめないか」といった和解の提案です。

貸金業者は、過払い金請求にあたって少しでも自社の負担を減らすように動きます。

貸金業者がゼロ和解を提案してくるということは、借金をゼロにする以上に過払い金が発生している可能性が高いということです。

過払い金請求に慣れていない方だと借金をゼロにできるならと考えがちですが、安易に応じてしまうとほとんどの場合大きな損をしてしまいます。

したがって、ゼロ和解に安易に応じてはいけません。

取引履歴を取り寄せて引き直し計算をおこない、過払い金の金額を正確に把握することが大切です。

多額の過払い金が発生している場合は、きちんと過払い金請求をして取り戻しましょう。

「借金返済中の過払い金請求でもブラックリストにのらずにできる手続き」記事の4章―2「借金返済中のゼロ和解」を引用

非債弁済

ゼロ和解以外にも、取引履歴請求時に「過払い金請求のため」と答えてしまうと主張されてしまうことがあります。

それは、非債弁済です。

非弁済

非債弁済とは、債務がないのに弁済すること意味しています。

そして、この場合の非債弁済の主張というのは、取引履歴を取り寄せて引き直し計算をして、借金が0になると知ったのに返済を続けたので、過払い金を返還する必要がないということです。

このことは、民法第705条に記載があります。

この主張が認められると、過払い金の返還金額が少なくなったり、過払い金をいっさい戻せなくなることもあります。

過払い金請求を自分ですると、貸金業者は、徹底して、自らの負担を減らすように行動してきますので、貸金業者のペースにならないように注意しましょう。

「借金返済中の過払い金請求でもブラックリストにのらずにできる手続き」記事の4章―2「非債弁済」を引用

過払い金請求にかかる費用

ライフカードの過払い金請求する場合、専門家に依頼すると、どれくらいお金がかかるか気になるという方は多いと思います。

みどり法務事務所では、過払い金請求の相談を無料でおこなっており、過払い金が発生していない場合、費用はいただきません。

9:00~19:00であれば、お電話でもご相談に対応いたします。

電話するのはちょっとという方は、メールからのご相談も受け付けています。

メールのご相談は、24時間受け付けています。

電話やメールでのご相談は、お問い合わせフォームからご相談ください。

初期費用 過払い金の報酬
過払い金 無料 過払い金の報酬 基本:49,800円
歩合:返還額の20%
※訴訟によって過払い金が返還された場合、歩合成功報酬は25%。
※成功報酬の税・実費は、別途かかります。

ライフカードの会社概要

ライフカード株式会社は、クレジットカード「ライフカード」を展開する信販・クレジットカード会社です。

クレジットカード入会や映画チケット販売、携帯電話販売等を行うライフカードブランド店も展開しています。

営業収益(売上高)の70%をキャッシング等の融資事業が占めていて、キャッシングの収益比率が高くなっています。

2000年に会社更生法適用された後、2011年からはアイフルの子会社となり、2009年9月24日に親会社であるアイフルとともに事業再生ADR(経営危機に至った企業が、中立的立場にある専門家の下で、事業を継続しながら過剰な債務問題を解決し、自主的な再生を目指すこと)を申請。

同時に当時持っていた直営店舗であるライフカード店もすべて閉鎖。

2011年7月1日付けで当初予定通り再編が実施され、クレジットカード事業はライフカード株式会社へ移管されました。

アイフルとの事業再編がおこなわれ、2011年7月に株式会社ライフカードを設立して、クレジットカード事業と信販事業のみを引継ぐと再び新たなライフとして歩み出しました。

経営状態が厳しくなっていることもあってか、過払い請求については、かなり大幅な減額の提案をされますが、裁判になると大幅に譲歩してくることもあり、専門家に1度相談してみましょう。

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