過払い金請求で過払い金が返ってくる期間は早めることができる

過払い金請求でお金を取り戻すまでの期間は、次の4つが影響します。

  • 過払い金請求を自分でするか、専門家に依頼するか
  • 依頼をした専門家の手腕
  • 裁判をするかしないか
  • 貸金業者の経営状況
  • これらの違いを理解したうえで最適な方法を選べば、過払い金が返ってくるまでの期間を早めることができます。

    また、過払い金請求はいつまでもできるわけではありませんので、できるだけ期間のかからない方法で手続きをした方が良いのです。

    この記事では、過払い金が返ってくるまでの期間を過払い金請求の方法に応じて説明し、できるだけ早く過払い金を取り戻せる方法について解説します。

    請求を自分でやるか専門家に依頼するか

    過払い金請求で過払い金が返ってくるまでの期間は、自分自身で請求をおこなうのか、専門家に依頼するのかによって異なります。

    それだけでなく、どちらを選ぶのかにより取り戻せる過払い金額も異なってきます。

    発生している過払い金のうち実際に返還される金額の割合を「返還率」と呼びますが、司法書士や弁護士などの専門家に依頼した方が返還までの期間は短く、返還率も大きくなる傾向にあります。

    過払い金請求を自分でする場合

    過払い金請求を自分でする場合、過払い金が返還されるまでの期間は約6~12カ月です。

    また、過払い金の返還率は約40~80%というのが一般的となっています。

    過払い金請求を専門家に依頼した場合

    過払い金請求を司法書士などの専門家に依頼した場合、過払い金が返還されるまでの期間は約3~10カ月です。

    過払い金の返還率は約60~100%であり、くわえて過払い金に対する利息を発生時にさかのぼって請求することも可能です。

    請求を自分ですると時間がかかる理由

    過払い金請求を自分でやる場合、請求に必要となる書類の準備や過払い金の計算、貸金業者との交渉などのすべてを自分でやらなければなりません。

    過払い金請求に慣れていない人にとっては戸惑うことばかりですから、時間がかかってしまうのです。

    過払い金請求に必要な書類を準備しなければならない

    過払い金請求をするには、貸金業者から取引履歴を取り寄せたり、過払い金返還請求書を作成したりするなど、複数の書類を準備する必要があります。

    どれくらいの過払い金が発生しているのかを算出する計算を「引き直し計算」と呼びますが、引き直し計算をするには貸金業者との取引内容を正確に把握しなければなりません。

    そのためには、貸金業者から取引履歴を取り寄せる必要があります。

    しかし、取引履歴の取り寄せは、個人でおこなうと2カ月以上かかることもあり、最初の段階でかなりの時間がかかることを覚悟しなければなりません。

    過払い金請求の裁判をおこなう場合には、裁判所に提出する書類の準備も必要です。

    訴状、証拠説明書を作成し、貸金業者の情報が書かれた代表者事項証明書を入手する必要があります。

    自分で過払い金請求をするためには書類だけでなく、過払い金請求に関する法律の知識も習得しなければなりません。

    書類の準備をするうえでも知識は必要ですし、何よりも貸金業者としっかり交渉するためには法律知識などもしっかり身につけておく必要があります。

    知識が不足していると、過払い金請求をしても取り戻せる金額が少なくなったり、貸金業者から請求を断られたりするリスクもあるのです。

    過払い金の引き直し計算は、自分でできるの2章「自分で過払い金の計算は可能」で詳しくふれていますので、ご一読ください。

    過払い金の引き直し計算を正確に行わなければならない

    過払い金請求をするにあたって、引き直し計算を正確におこなうことは非常に重要です。

    引き直し計算は、取り戻せる過払い金の金額に直接影響するものですから、誤りがあってはいけません。

    また、過払い金請求に慣れていない人の場合、引き直し計算をおこなうこと自体に時間がかかります。

    貸金業者との取引期間が長い場合や完済と借入を何度も繰り返している場合には、引き直し計算の内容がさらに複雑になります。

    そのため計算を間違える可能性も高くなり、計算に時間がかかってしまいます。

    過払い金請求の対応に慣れている貸金業者と交渉しなければならない

    自分で過払い金請求をする場合、貸金業者との交渉も自分でおこなう必要がありません。

    貸金業者は返還する金額を少なくするように、貸金業者に有利に交渉を進めてきます。

    過払い金請求の対応に慣れている貸金業者との交渉で自分が不利にならないためには、過払い金請求に関する相当な知識が必要です。

    もちろん、交渉力もなければなりません。

    ただし、相手が過払い金請求に慣れていない素人だとわかると、貸金業者は過払い金の支払いを先延ばしにしたり、返還する過払い金を少なくしたりします。

    そのため、個人で交渉をするとなると、解決までにかかる期間は短くても約4カ月以上、長いと半年以上かかることも少なくありません。

    請求の期間は依頼した専門家によって異なる

    過払い金請求を司法書士や弁護士などの専門家に依頼する場合でも、どの専門家に依頼するかによって過払い金請求の結果は異なってきます。

    過払い金請求の実績が多い事務所であれば交渉経験が豊富で、最新の貸金業者の対応状況などもよく知っているため、交渉を有利に進めることができます。

    ただし、悪徳な司法書士や弁護士に依頼してトラブルになってしまうこともあるので注意しましょう。

    どの事務所に依頼するのか慎重に見極めることが大切です。

    裁判で請求の期間が変わる

    過払い金請求の解決方法には、裁判によらない話し合い(任意交渉)で和解する方法と、裁判をする方法の2種類があります。

    貸金業者と話し合いによる交渉をおこない、貸金業者からの提案内容に納得がいかない場合は裁判を起こすことが可能です。

    裁判をする方が任意交渉で和解する場合よりも時間がかかりますが、そのぶん取り戻せる過払い金が大きくなる可能性があります。

    なるべく多くの過払い金を取り戻したければ裁判を、少しでも早く解決したい場合は任意交渉での解決を選ぶのが良いでしょう。

    どちらにするのかは自分の希望で決めることができます。

    過払い金請求の裁判をした場合の期間と返還率の目安

    過払い金請求の裁判をする場合、解決までにかかる期間は約5~12カ月です。

    任意交渉での解決に比べると時間がかかりますが、その代わり過払い金の返還率は約60~100%となり、任意交渉の場合よりも高くなります。

    しかも、裁判では過払い金に対する利息を付けて返還するように、貸金業者に命令する判決が出る場合もあります。

    過払い金請求は、時効がある

    過払い金請求を受ける側の貸金業者は、返還する過払い金の額を1円でも少なくしようとします。

    また、過払い金を返還する日時を1日でも遅くしようと交渉してくることもあります。

    対応内容は貸金業者によっても大きく異なり、一般に経営状態が悪い貸金業者の対応はきびしいものになりがちです。

    一方、大手の銀行資本が入っているなど経営状態が安定している貸金業者の対応はそこまできびしくないこともあります。

    過払い金請求は、時効がある

    過払い金請求は無期限にできるわけではありません。

    過払い金請求がおこなえる期間には制限があることを覚えておきましょう。

    過払い金の請求権は民法の消滅時効が適用されるので、一定期間以上請求をしないでいると権利自体が消滅してしまいます。

    具体的には、貸金業者との最後の取引から10年間過払い金請求をしないでいると、それ以降は過払い金請求がおこなえないのです。

    消滅時効は権利そのものを消滅させてしまうので、過払い金請求権が時効消滅してしまうと、司法書士や弁護士であっても過払い金請求をすることはできなくなります。

    ほかにも、請求先の貸金業者が倒産すると過払い金請求ができなくなります。

    過払い金を取り戻せなくなる前に、少しでも早く過払い金請求をすることが重要です。

    過払い金返還を一日でも早くするには

    過払い金請求にかかる期間を少しでも早くするには、司法書士や弁護士に依頼することをおすすめします。

    司法書士や弁護士の専門家に依頼すれば、取引履歴の取り寄せや引き直し計算、過払い金返還請求書の作成、貸金業者との交渉などのすべてを任せることができます。

    裁判になった場合でも、むずかしい訴状などの作成や裁判所への出廷などを自分でする必要はありません。

    過払い金請求の実績が豊富な専門家であれば、貸金業者との交渉をスピーディに進められますし、過払い金を早く確実に、しかも多く取り戻すことができるでしょう。

    過払い金請求で過払い金を早く取り戻すならみどり法務事務所

    過払い金請求で過払い金が返ってくるまでの期間は、ケースによりさまざまです。

    過払い金請求の経験がある専門家であれば貸金業者ごとの対応ノウハウを持っています。

    つまり貸金業者ごとにどう交渉したらよいかの知識があります。

    相談者さまごとに、借金の状況や過払い金請求に対する要望も異なりますので、それぞれにベストな手続き方法をご提案いたします。

    ご自身にとって、最善の過払い金請求方法がわからない場合はお気軽にお問い合わせください。

    みどり法務事務所では、デメリットやリスクも丁寧に説明いたします。

    過払い金が発生しているのかがわからない、という状況でのご相談もたくさんいただいています。

    過払い金請求をしようか迷っている方は、一度ご相談ください。

    ご相談は何度でも無料です。

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