クレジットカードの過払い金請求前に知っておくべき注意点

みなさん、お支払いはどのようにされていますか?

支払いは、クレジットカードでおこなっている人も多いのではないでしょうか。

クレジットカードには、「キャッシング枠」と「ショッピング枠」があります。

クレジットカードの過払い金請求には、この2つの枠が非常に重要になるのです。

以下では、クレジットカードの過払い金請求についてくわしく解説していきますので、ご覧ください。

過払い金請求できるケースとできないケース

前述のように、クレジットカードには「キャッシング枠」と「ショッピング枠」という2つの枠が設定されています。

このうちキャッシング枠は、キャッシングで利用できる限度額を指しています。

キャッシングは直接現金を借りることなので借金扱いとなり、利息が上限利率を超えていた場合は、過払い金を請求できます。

一方ショッピング枠の場合は、キャッシングとは別の法律が適用され、立替金を返済するときにかかるのは手数料となり、利息を支払うわけではないため過払い金は発生しません。

キャッシング枠利用での過払い金請求

キャッシングは借金の一種なので、返済するときには必ず利息を付けて返さなくてはなりません。

この利息について、2010年に法律改正が施行され、キャッシングの返済方法にかかわらず上限金利が決められました。

これに先がけて、実際には2007~2008年ごろより多くの貸金業者が上限金利を意識した利息へ変更しています。

そのため、2008年より前にクレジットカードのキャッシングを利用していれば、法律で決められた15~20%という上限金利以上の利息を支払っていた可能性があるのです。

法律で決められた以上の利息を払っていれば、過払い金として取り戻すことができます。

特に「リボ払い」という返済方法を選んでいると、過払い金が多く発生している可能性があるので確認してみましょう。

なぜリボ払いだと過払い金が高額になるのか?

リボ払いを選ぶと過払い金が多くなるのは、ずばり「返済期間が長くなる」からです。

そもそもリボ払いとは、最初に決めた返済額を、完済するまで毎月続けていく返済方法のことです。

借りた金額は関係なく、とにかく毎月一定の金額を返済していきます。

たとえば5万円借りても50万円借りても、毎月5000円ずつ返済していくといった具合です。

このリボ払い、実はクレジットカード会社が得をする仕組みになっています。

なぜなら、返済額を一定にすると結局返済期間が長引いてしまうためです。

5000円くらいから1000円単位で返済額を決められるので返済が楽に感じられ、利用する人も多いです。

ところが、借りた金額によっては利息が多くなり、毎月の返済額がほとんど利息分に消えてしまうということも珍しくありません。

これでは元本がなかなか減らないため、返済期間が長引き、トータルの利息の支払いが増えてしまいます。

気づかないうちに過払い金が高額になっていることがあるのです。

過払い金が発生する主要なクレジットカード

過払い金が発生している可能性がある主なクレジットカードは、以下の通りです。

  • エポスカード(旧丸井・マルイ)
  • ゼロファースト(現エポスカードと合併)
  • セゾンカード
  • オリコカード(Oricoカード・アメニティ・Upty)
  • ニコスカード(NICOSカード・マイベスト・DCカード)
  • セディナカード(旧OMCカード・セントラルファイナンス・クオーク)
  • その他(イオン・ニッセン・アプラスなど)
  • 金利はクレジットカード会社ごとにさまざまなので、すべてのケースで過払い金が発生しているとは限りません。

    また、過払い金請求は対象のクレジットカード会社がすでに倒産していれば手続きできないので、これらの点を事前に確認しておきましょう。

    過払い金請求したらクレジットは使えなくなる?

    過払い金請求をおこなうと、クレジットカードは基本的に解約扱いになります。

    過払い金請求以降は、過払い金をおこなったクレジットカードを使うことができません。

    これはキャッシング枠に限った話ではなく、ショッピング枠も同じ扱いになります。

    キャッシング枠だけ解約するということはできませんし、ショッピング枠も含めてクレジットカード自体を解約することになるので注意しましょう。

    ただし、過払い金請求先とは別の会社のクレジットカードであれば、そのまま使うことができます。

    借金の返済中に過払い金請求をすると、場合によっては「ブラックリスト」にのってしまうことがあります。

    過払い金は、まだ返済していない借金と相殺されるのが原則です。

    たとえば、50万円の借金が残っていて過払い金が60万円あった場合、過払い金で残りの借金が完済できるため問題ありません。

    50万円の借金に対して過払い金が40万円しかないと、過払い金をすべて充当しても完済できません。

    残った借金を完済できなかった場合、任意整理扱いになりブラックリストにのることとなります。

    任意整理とは、借金を減らすための債務整理の一種です。

    ブラックリストは貸金業者や銀行などで共有されている情報なので、ほかのクレジットカードまで使えなくなる可能性もあります。

    ただし、ある程度期間をおけばクレジットカードを作れるようになります。

    また、低い利用限度額でなら契約できるクレジットカード会社もあるので探してみると良いでしょう。

    過払い金請求後でも請求先の業者以外で新規クレジットカード発行も可能

    過払い金請求をするとクレジットカードを解約することになるため、同じ会社で新たに発行してもらうのはむずかしいでしょう。

    ただし、それはあくまでも同じクレジットカード会社での話です。

    過払い金請求先とは違うクレジットカード会社に申し込めば、新たに発行してもらうことは十分に可能です。

    ただ、過払い金請求後に完済できず、ブラックリスト入りしてしまった場合は注意しなければなりません。

    ブラックリストに入ると審査が非常にきびしくおこなわれるため、他の会社でも新規発行がむずかしい可能性が高くなります。

    過払い金請求することによる他社クレジットカードへの影響

    過払い金請求すると、請求した会社以外が発行するクレジットカードなどにも影響するケースがあります。

    たとえば、過払い金請求したのと同じ会社が発行する「別ブランドのカード」を持っている場合です。

    これは発行会社が同じであるため、別ブランドのカードも同じように使えなくなります。

    また、所有するクレジットカードの発行会社が、合併などで過払い金請求する会社と同じ会社になった場合も同じです。

    発行したときは別の会社だったとしても、過払い金請求の時点で同じ会社であればやはり使えなくなります。

    さらに、銀行系のカードローンを使っている場合も要注意です。

    銀行系カードローンは、利用者が返済できなくなった場合に備えて「保証会社」と契約しているケースが多くあります。

    そのため、保証会社に対して過払い金請求すると、銀行系のカードローンの契約に影響が出る恐れがあるのです。

    使用中の場合はカードローンが利用できなくなり、返済にしか使えないカードになることもあるので注意しましょう。

    1つのデメリット

    払い過ぎた利息を取り戻せるというのは、利用者にとって大きなメリットです。

    一方でデメリットも気になるところでしょうが、クレジットカードの過払い金請求におけるデメリットは1つしかありません。

    それは、「過払い金請求したカードは使えなくなる」ということです。

    ショッピングやキャッシングはもちろん、ETC機能なども使えなくなってしまいます。

    そのため、過払い金請求する前に必要に応じて他のクレジットカードを作っておくようにしましょう。

    3つの注意点

    クレジットカードで過払い金請求する場合、注意すべき点は主に3つあります。

    1つ目は、ショッピングの支払いが残っていないかということです。

    支払いが残った状態で過払い金請求する場合、過払い金を充当しても完済できないとブラックリスト入りする可能性もあります。

    さらにローンの審査に通らなくなって、住宅ローンや自動車ローンなどを新たに組むことはむずかしくなるのです。

    必ずショッピング枠の支払いを終えてから過払い金請求をしてください。

    2つ目は、公共料金やインターネットプロバイダの引き落としにクレジットカードを使っていないかということです。

    請求後はカードが使えなくなるので、こういった料金を支払えなくなってしまいます。

    請求前に必ず支払方法や支払先の変更をおこない、滞納しないようにしましょう。

    3つ目は、クレジットカードのポイントが貯まっているか確認することです。

    ポイントは特定の商品やギフト券などに交換できたり、ネットショッピングの支払いに使用できたりすることもあります。

    残したまま解約になるともったいないので、使い切っておきましょう。

    クレジットカードの過払い金請求ならみどり法務事務所へ

    クレジットカードのキャッシング枠利用は過払い金が発生している可能性があります。

    ただし、クレジットカードの過払い金請求では、ショッピング枠の利用有無や新規カードの発行に気を付けたいポイントがあります。

    過払い金請求をすると請求先のカードと関連会社のカード利用ができなくなる場合がありますが、関連会社かの判断は複雑です。

    専門家に頼るのが一番間違いがありません。

    みどり法務事務所には、これまで対応してきた過払い金請求による、確かな知識とノウハウがあります。

    クレジットカードの過払い金請求について疑問点や不安があれば、一度お問い合わせください。

    過払い金請求後のデメリットもわかりやすくご説明したうえで、ご相談者様にとって一番いい方法で手続きいたします。

    借金問題でお困りでしたら、司法書士法人みどり法務事務所へお気軽にお問い合わせください。

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